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最近よく聞く「実家じまい」という言葉。なんとなく意味は分かるけれど、どこからどこまでを指すのかは、はっきりしないという方も多いですよね。
実家じまいって、要は実家の大掃除みたいなものですか?
片付けも含まれますが、それだけではないんです。家の中の物を手放して、家そのものをどうするか決めて、手続きを終えるところまでが実家じまいです。
結論から言うと、実家じまいとは「親の家を空にして、家の行き先を決め、手続きを終えるまで」の一連の作業のことです。
ここでは、実家じまいで具体的に何をするのかと、似た言葉との違いを順番に見ていきます。
実家じまいとは、親の家を手放すまでの一連の作業
実家じまいは、法律や役所で決められた言葉ではありません。「店じまい」と同じように、実家を終わりにする、たたむという意味で使われている言葉です。
実家じまいとは、親が暮らしてきた家の中の物を片付け、家財を売ったり処分したりして、家を売る・解体する・貸すなどの形で手放し、名義や契約の手続きを終えるまでのことです。
『片付けたら終わりじゃないの?』と思った方もいるかもしれません。実は、片付けは入口にすぎないんです。
家が残っている限り、固定資産税や管理の手間はかかり続けます。だからこそ、家をどうするかまで決めて、ようやく「じまい」になるわけです。
実家じまい全体の進め方は、実家じまいの順番・費用・期間で最初から最後まで紹介しています。
具体的に何をするの?4つの作業
実家じまいの中身は、大きく分けると4つの作業になります。どの作業も、家族の事情によって重さが変わります。

| 作業 | たとえばこんなこと | ひと区切りの目安 |
|---|---|---|
| 家の中の片付け | 通帳や書類を探す、形見を選ぶ、物を仕分ける | 残す物と手放す物が分かれた |
| 家財の売却・処分 | 売れる物を査定に出す、粗大ごみや家電を出す | 家の中がほぼ空になった |
| 家の行き先を決める | 売る、解体して土地で売る、貸す、管理して残す | 買い手や借り手が決まった、または管理の方法が決まった |
| 手続き | 電気・水道などの解約、郵便の転送、相続登記、税の申告 | 名義と契約の整理が済んだ |
この順番どおりに一つずつ終わらせる必要はありません。片付けをしながら不動産会社に相談したり、手続きを並行して進めたりするのが普通です。
それぞれの作業を細かく分けたチェックリストは、実家じまいでやること一覧で確認できます。
「実家の家じまい」と言うこともある
「実家の家じまい」「家じまい」という言い方を見かけることもありますよね。親の家を対象にしている場合は、実家じまいとほぼ同じ意味で使われています。
家じまい・生前整理・遺品整理とは何が違う?
実家じまいと似た言葉に、「家じまい」「生前整理」「遺品整理」があります。どれも物を手放す点は同じですが、誰の物を、いつ、どこまで扱うかが違います。
生前整理と実家じまいって、同じ意味だと思っていました。
重なる部分は大きいですね。ただ生前整理は「本人が自分の物を整理すること」が中心で、家を手放すところまでは含まないことが多いんです。
| 言葉 | 主に誰の物・家か | 行うタイミング | 家を手放すまで含むか |
|---|---|---|---|
| 実家じまい | 親の物と親の家 | 親が元気なうち、施設に入った後、亡くなった後 | 含むことが多い |
| 家じまい | 自分や家族が住んできた家 | 住み替えや施設への入居の前など | 含むことが多い |
| 生前整理 | 本人が自分の物を整理する | 元気なうち | 含まないことが多い |
| 遺品整理 | 亡くなった人の物 | 亡くなった後 | 物の整理が中心 |

生前整理は、実家じまいの前半にあたる
親が元気なうちに一緒に物を減らすのは、生前整理であると同時に、実家じまいの前半の作業でもあります。本人に何を残したいか聞けるのが、いちばんの利点です。
切り出し方や進め方は、親が元気なうちの実家じまいでくわしく紹介しています。
遺品整理は、実家じまいの一部
親が亡くなった後に物を整理する遺品整理も、実家じまいの一部です。違うのは、遺品整理が物の整理を中心にしているのに対し、実家じまいは家の行き先や手続きまで含むことです。
遺品整理の進め方は実家の遺品整理の進め方を読んでみてください。
よくある相談:土地が売れるまでが実家じまい?
Yahoo!知恵袋でも、実家じまいの範囲についての相談が見られます。ここでは内容を要約してご紹介します。
更地にした土地が他人の手に渡るまでを言うの?
「実家じまいとは、物の断捨離や解体だけでなく、更地にした土地が売れて人の手に渡るまでのことを言うのか」という相談がありました。
答えとしては、そこまで含めて考えておくのが現実的です。解体して更地にしても、土地を持っている限り固定資産税はかかり、草刈りなどの管理も続くからです。
ただ、家を残して管理する、貸すといった選び方もあるので、「売れるまで」が唯一のゴールというわけではありません。家族にとって「もう手をかけなくていい状態」になった時が、実家じまいの終わりと考えるとよいでしょう。
建物を取り壊した時は、取り壊した日から1か月以内に建物の滅失登記を申請することが法律で決められています。解体で終わりではなく、登記まで済ませておきましょう。
義実家の家じまいを手伝う立場の場合
遠方に住む長男の妻として、義実家の庭じまいや家じまいを手伝っている、という相談も見かけます。自分の親の家ではない分、どこまで口を出していいのか迷いますよね。
義実家の場合は、方針を決めるのは夫と義両親、自分は頼まれた作業を手伝う、と線を引いておくと気持ちが楽になります。夫婦での分担の考え方は義実家の片付けを手伝う時で紹介しています。
きっかけによって、実家じまいの中身は変わる
実家じまいは、始めるきっかけによって、優先することが変わります。自分がどの場面にいるかを確かめてみてください。
- 親が元気なうち:親と一緒に、残したい物と手放す物を話し合う
- 親が施設に入った後:家の名義は親のままなので、売る・貸すは親の意思を確かめる
- 親が亡くなった後:片付けと相続の手続きが重なるので、期限のある手続きを先に確かめる
- 自分が住み替える時:新しい家に持っていく物を決めてから、残りを手放す
親が亡くなった後に、相続放棄を考えている場合は注意が必要です。家財を売ったり捨てたりすると、相続を受け入れたとみなされるおそれがあるので、片付けの前に家庭裁判所や弁護士に相談しておきましょう。
費用がどれくらいかかるのか、誰が払うのかも、早めに家族で話しておきたいことです。内訳は実家じまいの費用の内訳、分担は実家じまいの費用は誰が払うかで紹介しています。
処分する前に、売れる物があるか確かめておく
実家じまいの中で、つい後回しにされがちなのが「売れる物の確認」です。『古い物ばかりだから、全部処分でいいか』と思ってしまう方も少なくありません。
ただ、親世代が大事にしていた指輪やネックレス、腕時計、着物、切手や古いお金などは、古くても値段がつくことがあります。処分してしまうと取り戻せないので、捨てる前に一度だけ査定で確かめておきましょう。
売れる物を先に現金化しておくと、処分する量が減りますし、片付けの費用に充てることもできますよ。
物が多くて運び出せない時は、家に来てもらう出張査定を使う方法もあります。おたからやは、店頭や出張のほか、フォームやLINEでの査定も案内しています。
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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる
金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
何が売れるのかは実家の片付けで売れるもの一覧、売り先の違いは実家の品はどこで売るかで比べています。
よくある質問
実家じまいとは、具体的にどこまでやることですか?
家の中の片付け、家財の売却や処分、家を売る・解体する・貸すなどの行き先決め、解約や相続登記などの手続きまでを指すことが多いです。家族が「もう手をかけなくていい状態」になった時が一区切りです。
実家じまいと家じまいは同じ意味ですか?
親の家を対象にしている場合は、ほぼ同じ意味で使われています。家じまいは、自分が住んできた家をたたむ場合にも使われる言葉です。
実家じまいはいつから始めればいいですか?
決まった時期はありません。親が元気なうちなら一緒に物を減らせますし、施設への入居や亡くなった後をきっかけに始める方も多いです。期限のある相続の手続きがある場合は、そちらを先に確かめましょう。
生前整理をしておけば、実家じまいは楽になりますか?
物の量が減り、何を残したいか分かっている分、後の作業はぐっと楽になります。家をどうするかまで親と話せていれば、さらに迷いが減ります。
まとめ
- 実家じまいとは、親の家を片付け、家財を手放し、家の行き先を決めて手続きを終えるまでのこと
- 中身は「片付け」「家財の売却・処分」「家の行き先」「手続き」の4つ
- 生前整理は実家じまいの前半、遺品整理は実家じまいの一部にあたる
- 解体や売却で終わりではなく、登記や管理まで考えておく
- 処分の前に、売れる物は査定で確かめておく







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