家財処分で買取を使うなら|実家の品の売り先とリサイクル・フリマの違い

実家の家財を売る物・譲る物・捨てる物に仕分ける様子のイラスト

当サイトの記事は、国税庁・法務省・裁判所・国土交通省・環境省・消費者庁・国民生活センターなど公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。制度や公式情報は記事執筆時点のもので、変わることがあります。

実家の片付けを始めると、家具や食器、着物、アクセサリーなど、とにかく物の量に圧倒されますよね。『全部捨てるのはもったいないけど、どこに売ればいいのか分からない』という方も多いはずです。

実家を片付ける人

親の家を片付けることになりました。売れそうな物もありそうなのですが、買取店とリサイクルショップ、フリマのどれを使えばいいのか分かりません。

案内役

どれか1つに決めなくて大丈夫ですよ。品物の種類と量で売り先を分けると、手間も少なく、納得のいく売り方ができます。

結論から言うと、家財の処分は「売る・譲る・捨てる」に分けてから、売る物を品物に合った売り先に振り分けるのが近道です。この記事では、買取の売り先ごとの違いと、品物ごとの向き不向き、量が多い時の進め方が分かります。

目次

家財の処分は、まず「売る・譲る・捨てる」に分ける

先に結論

いきなり売り先を探すより、先に家財を3つの行き先に分けておくと迷いません。捨てるのは、売れるか確かめたあとでも遅くありません。

家財の処分というと、ごみに出すことを先に考えがちですよね。でも実は、捨てる前に売れる物を抜き出すだけで、処分する量も費用も減らせるんです。

行き先主な家財の例進め方
売る金・貴金属、ブランド品、時計、着物、骨董品、まだ使える家具や家電品物に合った売り先で査定を受ける
譲る形見の品、親族や知人が使いたい物、地域で使ってもらえる物家族に先に聞き、欲しい人に渡す
捨てる傷みが激しい物、値段がつかなかった物市区町村のルールや許可業者で処分する

例えば、たんすを処分する前に引き出しの中を見たら、指輪や古銭が出てきた、ということも珍しくありません。家具を出す前に、中身を確かめるだけでも違ってきます。

量が多い実家は、部屋ごとに区切って進める

家じゅうの家財を一度に仕分けようとすると、どこまで進んだのか分からなくなりがちです。今日は台所、次は和室、というように部屋ごとに区切ってみましょう。

1つの部屋が終わったら、「売る」「譲る」「捨てる」「迷う」の箱の数を写真に残しておくと、離れて住む兄弟にも進み具合を伝えやすくなります。

実家を片付ける人

仕分けに時間がかかりそうで、気が重いです。

案内役

最初から完璧に分けなくて大丈夫ですよ。「売れるか分からない物」という箱を1つ作って、迷う物はそこに入れておきましょう。

『捨てるのは悪い気がする』と感じる物ほど、迷う箱に入れておけば十分です。売れるか確かめたあとで、もう一度家族と見直せば大丈夫ですよ。

片付けを含めた実家じまいの進め方は、実家じまいの全体像にまとめています。

実家の品の売り先は5つ。それぞれの違い

家財を売る先は、大きく分けて5つあります。それぞれに得意な品物や、かかる手間の違いがあるんです。

売り先得意な品物自分の手間お金を受け取るまで量が多い時
買取専門店金・貴金属、ブランド品、時計、骨董品、着物など少ない(写真や出張で相談できる店も)店頭なら、その場で受け取れることが多い出張買取でまとめて見てもらえる
総合リサイクルショップ家具、家電、日用品、衣類少なめ(持ち込みか出張)店頭なら早い出張を受けている店もある
フリマアプリ状態のよい日用品、趣味の物、本多い(撮影・説明・発送)売れて取引が終わってから1点ずつなので時間がかかる
ネットオークション探している人がいる趣味の品、コレクション多い(出品・やり取り・発送)落札と取引が終わってから向いていない
知人・地域への譲渡家具、子ども用品、まだ使える家電引き渡しの調整が必要お金にはならない引き取り手しだい

『結局、どこがいちばんいいの?』と聞かれることがよくあります。答えは、品物と自分の時間しだいなんです。

実家の品の売り先5つの違いの図解

買取専門店は、値段の幅が大きい品を見てもらう場所

金や貴金属、ブランド品、時計、骨董品など、価値の見極めに知識が要る物は、買取専門店が向いています。査定する人が素材やブランド、作者などを見て評価してくれるからです。

店頭に持ち込むほか、写真で目安を聞いたり、家に来てもらったりできる店もあります。壊れた物や付属品がない物も査定すると案内している店もあるので、自分で値踏みせずに見せてみましょう。

初めて使う店なら、公式サイトの会社情報で運営会社や古物商の許可番号が載っているかを見ておくと安心です。査定のあとは、金額の内訳や何を評価したのかを聞いてから決めても遅くありません。

総合リサイクルショップは、まだ使える家具や家電に

家具や家電、日用品など、暮らしの道具をまとめて扱うのが総合リサイクルショップです。使える状態の物なら、引き取ってもらえることがあります。

ただ、年式の古い家電や、大きすぎる家具は値段がつきにくいこともあります。持ち込む前に、電話や写真で受け付けているか聞いておくと、運んだのに断られた、ということを防げます。

家具や家電がまとまって何点もある時は、出張で引き取りに来てもらえるかも聞いてみましょう。重い物を自分で運ばずに済むだけでも、片付けの負担はかなり軽くなります。

フリマアプリとネットオークションは、時間をかけられる人向け

自分で値段をつけて、欲しい人に直接売れるのがフリマアプリやネットオークションです。探している人がいる趣味の品などは、思わぬ値段がつくこともあります。

その代わり、撮影や説明文、質問への返事、梱包と発送まで、すべて自分の作業です。家財が大量にある実家の片付けでは、全部をフリマで売るのは現実的ではないことも多いですよね。フリマに向く物の見分け方は、遺品や実家の物をメルカリで売る?で詳しく紹介しています。

譲渡は、お金より「使ってもらう」ことを大事にしたい時に

親族や知人、地域の人に譲るのも、立派な家財の処分方法です。親が大切にしていた家具を、使ってくれる人に渡せると気持ちも軽くなります。

ただ、受け取る側の都合に合わせて日程を調整したり、運び出しを手伝ったりする必要があります。譲る約束をした物は、ほかの物と分けて置いておきましょう。

品物ごとに、向いている売り先

売り先の違いが分かったら、次は品物ごとに当てはめてみましょう。実家によく残っている家財で表にしました。

品物向いている売り先気をつけたいこと
金・プラチナのアクセサリー買取専門店刻印がない物や壊れた物も捨てずに出す
ブランドバッグ・腕時計ブランド品を扱う買取専門店箱や保証書などの付属品も探す
着物・帯着物を扱う買取専門店帯や小物、証紙もまとめて出す
骨董品・掛け軸・茶道具骨董を扱う買取専門店木箱や書き付けと離さない
古銭・切手買取専門店アルバムやシートのまま出す
家具総合リサイクルショップ、譲渡引き出しの中身を先に出す
家電総合リサイクルショップ値段がつかない時は法律に沿って処分する
本・趣味の道具フリマアプリ、オークション点数が多い時は手間を考える

1つの売り先で全部を売らなくても大丈夫です。例えば、貴金属と骨董は買取専門店、家具はリサイクルショップ、手芸用品はフリマ、と分けるだけで、それぞれの品物が生きる売り方になります。

家具や家電は、状態と大きさで考える

家具や家電は、まだ使えるかどうかと、運び出せる大きさかどうかで行き先が変わります。リサイクルショップに相談する時は、製品のラベルにある型番や製造年、傷の有無を写真で送ると話が早いです。

大きな婚礼だんすや古い食器棚などは、値段がつきにくいこともあります。売れなかった時に備えて、粗大ごみの申し込み方も一緒に調べておくと、片付けが止まらずに済みますよ。

古銭や切手は、まとめてあるままの形で

古いお札や記念硬貨、切手は、缶や封筒、アルバムにまとめてしまわれていることが多いですよね。1枚ずつ取り出して並べ直す必要はありません。

シートの切手をばらしたり、硬貨を磨いたりすると、かえって評価に響くことがあります。入っていた缶やアルバムごと持っていくのがおすすめです。

品物ごとの売り方は、遺品の貴金属の見分け方、遺品のブランド品・腕時計の売り方、遺品の着物の売り方、実家の骨董品の売り方でそれぞれ詳しく紹介しています。

家電を手放す時のルール

家庭用のエアコンとテレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は、家電リサイクル法で決められた4品目です。売れずに処分する時は、リサイクル料金と収集・運搬料金を払って引き取ってもらいます。出し方は実家の家電の処分で紹介しています。

実家の品の売り先で、よく届く相談

売り先選びで手が止まる方は少なくありません。Q&Aサイトでよく見かける迷いを、3つ取り上げます。

実家の物をまとめて売りたい。どこに頼むのがいい?

『1か所で全部引き取ってくれるところがあれば楽なのに』と思いますよね。ただ、店ごとに得意な品物が違うので、全部を1か所に出すと、値段がつくはずの物を見落とすこともあります。

おすすめは、値段の幅が大きい物(貴金属・ブランド品・着物・骨董)だけ先に買取専門店で見てもらい、残りの家具や日用品をリサイクルショップなどに回す方法です。順番を決めておくだけで、売り先選びはぐっと楽になります。

指輪やネックレス、質屋と買取店で迷っている

親の遺品から出てきた貴金属を、どこに持っていくか迷う方は多いです。迷った時は、1つに決めず、2か所で査定を受けて比べてもかまいません。

比べる時は、金額だけでなく、何をどう評価したのかを聞いてみましょう。説明が分かりやすい店を選ぶと、納得して手放しやすくなります。

ダイヤの指輪、いちばん高く売れる方法は?

高く売りたい気持ちは、誰でも同じですよね。ただ、売る方法によって、手間や時間、手元に残る金額の計算が変わります。

フリマやオークションは、手数料や送料を差し引いた金額で考える必要があります。買取店なら、査定額がそのまま受け取る金額になることが多いので、手元に残る金額でそろえて比べてみてください。

実家を片付ける人

親の物を売るのに、あまりお金のことばかり考えるのも気が引けます。

案内役

そう感じるのは自然なことです。でも、売ったお金で片付けや実家の管理の費用をまかなえることもあるので、納得できる値段で手放すのは悪いことではありませんよ。

量が多い時は、出張買取でまとめて見てもらう

実家の家財は、とにかく量が多いですよね。一つずつ店に運ぶのは、体力的にも時間的にも大変です。

そんな時に使いやすいのが、家に来て査定してくれる出張買取です。おたからやは、実家の整理などには出張査定がおすすめだと案内していて、全国あらゆる場所に査定士が伺うとしています。

取扱品目には、金や貴金属、時計、バッグ、切手、古銭、食器、骨董品、絵画などが挙げられています。当日に品物を追加するのも歓迎で、出張料・査定料・買取手数料はかからないそうです。

まずは様子を見たい時は、写真1枚をLINEで送って、おおよその金額を聞くこともできます。遺品の整理や終活の相談にも応じるとしているので、何から売ればいいか迷っている時にも相談しやすいですね。

出張買取を頼む前に伝えておきたいこと

申し込む時に、品物のおおよその種類と量、実家の場所、立ち会える日を伝えておくと、当日の流れがスムーズになります。2階や物置にある物も見てほしい時は、そのことも先に伝えておきましょう。

見せたくない部屋や、売るつもりのない物は、あらかじめ分けておくと安心です。家に来てもらう買取は特定商取引法の訪問購入にあたり、書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフができます。

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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる

金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

ブランド品や腕時計が中心ならブランドリバリュー、着物が多いならまねきやなど、品物に合わせて相談先を選ぶ方法もあります。家に来てもらう時の流れと、訪問購入のルールは実家の品の出張買取で詳しく紹介しています。

実家を片付ける人

出張買取は、売る物が決まっていなくても頼めますか?

案内役

売れるか分からない物も含めて見てもらう、という使い方ができる店もありますよ。申し込む時に、品物の種類と量をざっくり伝えておくと話が早いです。

売れなかった家財は、どう処分する?

査定を受けても、値段がつかない物は出てきます。売れなかった家財は、市区町村のルールに沿って処分しましょう。

家庭から出るごみを回収できるのは、市区町村か、市区町村から一般廃棄物収集運搬業の許可や委託を受けた業者です。古物商の許可だけでは、家庭のごみは回収できないと環境省が案内しています。

回収を頼む時に気をつけたいこと
  • 「無料で回収します」と回っている車に、家財を渡さない
  • 回収を頼む業者が、市区町村の許可や委託を受けているか確かめる
  • 見積もりは、追加料金がかからないかまで書面で確かめる
  • 困った時は、消費者ホットライン188に相談する

家電の出し方は環境省の家電リサイクルの案内でも確かめられます。粗大ごみの出し方や大量の家財の処分は、実家じまいのゴミ出しで紹介しています。

パソコンや小さな家電の出し方

パソコンは、製造したメーカーやパソコン3R推進協会が回収とリサイクルをしていて、回収の窓口は郵便局です。中に写真やデータが残っていることがあるので、家族で中身を確かめてから出しましょう。

携帯電話やデジタルカメラ、炊飯器、ドライヤーなどの小型家電は、小型家電リサイクル法の対象です。回収ボックスなど、どの品目をどう回収するかは地域によって違うので、市区町村の案内を見てみてください。

家財の処分を、買取から始める手順

最後に、家財の処分を買取から進める順番をまとめておきますね。この順で進めると、売れる物を見落とさず、処分の量も減らせます。

家財の処分を買取から進める流れ
  1. 通帳や権利証などの大事な物を先に探して、別にしておく
  2. 家族に形見や欲しい物を聞き、譲る物を取り分ける
  3. 貴金属・ブランド品・着物・骨董を集め、買取専門店で査定を受ける
  4. 家具や家電、日用品をリサイクルショップや譲渡に回す
  5. 売れなかった物を、市区町村のルールや許可業者で処分する
家財の処分を買取から始める流れの図解
売り先を決める前の確認
  • 親が亡くなっている場合は、相続人全員に売ってよいか了解をもらった
  • 形見に残す物を、先に取り分けた
  • 売れるか分からない物を、捨てずに1か所に集めた
  • 品物の種類ごとに、向いている売り先を決めた
  • 実家に何度来られるかを考え、出張や写真査定を使うか決めた

遠方から通う時は、帰省1回ぶんの段取りを決めておく

実家が遠いと、1回の帰省でできることは限られますよね。帰る前に、写真で目安を聞く物、出張で見てもらう物、自分で持ち帰る物を分けておくと、滞在中に片付けが進みます。

出張買取の日と、リサイクルショップの引き取りの日を同じ帰省の中に入れておけば、往復の回数も減らせます。帰省の回数を減らすコツは、遠方の実家じまいでも紹介しています。

相続放棄を考えている時は、家財を売ったり捨てたりする前に、家庭裁判所や弁護士に相談しておきましょう。売ったり捨てたりしたことが「相続を認めた」と扱われ、放棄が認められなくなることがあるからです。

売れる物の見つけ方は実家の片付けで売れるもの一覧で、遺品を手放す時の気持ちの整理は遺品を売る方法で紹介しています。

よくある質問

家財の処分で、買取を使うと費用は減りますか?

売れる物を先に抜き出せば、処分する量が減り、処分にかかる費用も抑えやすくなります。売れたお金を、片付けの費用に充てることもできます。

買取専門店とリサイクルショップは、何が違いますか?

買取専門店は、貴金属やブランド品、骨董など価値の見極めが必要な物が得意です。リサイクルショップは、家具や家電、日用品など暮らしの道具を幅広く扱います。

実家が遠くて、何度も通えない時はどうすればいいですか?

出張買取で一度にまとめて見てもらう方法があります。先に写真で目安を聞いておくと、帰省する日に合わせて段取りを組みやすくなります。

売れなかった家財は、不用品回収業者に頼んでもいいですか?

頼む時は、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可や委託を受けた業者を選びましょう。どの業者が許可を持っているかは、実家のある市区町村に問い合わせると教えてもらえます。

家族に黙って家財を売ってもいいですか?

親が亡くなったあとの家財は、相続人みんなの財産です。売る前に一覧や写真を共有して、了解をもらっておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 家財の処分は、先に「売る・譲る・捨てる」に分ける
  • 売り先は買取専門店・リサイクルショップ・フリマ・オークション・譲渡の5つ
  • 価値の見極めが要る物は買取専門店、暮らしの道具はリサイクルショップへ
  • 量が多い時は、出張買取でまとめて見てもらう
  • 売れなかった物は、市区町村のルールや許可業者で処分する

家財の一つひとつには、親が暮らしてきた時間が詰まっていますよね。品物に合った行き先を選んで、次に使う人へつないでいきましょう。

実家じまい.jp

実家じまい.jp 編集部

親の家(実家)の片付け・遺品整理・家財の処分と売り方・空き家の売却や解体・相続登記と税金まで、実家じまいの進め方を、公的機関の情報と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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