遺品の貴金属を売る前に|指輪やネックレスの見分け方と査定の受け方

遺品の貴金属の刻印をルーペで確かめる様子のイラスト

当サイトの記事は、国税庁・法務省・裁判所・国土交通省・環境省・消費者庁・国民生活センターなど公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。制度や公式情報は記事執筆時点のもので、変わることがあります。

親の鏡台やジュエリーボックスを開けたら、指輪やネックレスがいくつも出てきた。『これ、本物なのかな。どうしたらいいんだろう』と手の中で眺めてしまいますよね。

実家を片付ける人

母の遺品から、金色の指輪やネックレスがたくさん出てきました。本物かどうかも分からず、どう扱えばいいか迷っています。

案内役

遺品の貴金属は、まず内側や留め具の刻印を探してみましょう。刻印がなくても素材が分かることはあるので、捨てずに見てもらうのが安心ですよ。

結論から言うと、遺品の貴金属は「刻印を探す」「壊れていても残す」「家族で分け方を決めてから査定に出す」の順で進めると迷いません。この記事では、指輪やネックレスの見分け方と、査定の受け方、兄弟で分ける時の考え方が分かります。

目次

遺品の貴金属は、まず刻印を探してみる

先に結論

金やプラチナのアクセサリーには、素材を表す小さな刻印が打たれていることがあります。ルーペやスマホのカメラで拡大すると読みやすくなります。

刻印は、指輪なら内側、ネックレスなら留め具の近くにあることが多いです。よく見かける刻印を表にしておきますね。

刻印の例素材見る場所
K24・K18・K14 など金指輪の内側、ネックレスの留め具
Pt1000・Pt900・Pt850 などプラチナ指輪の内側、プレート部分
SV925・SILVER など銀ブローチの裏、スプーンの柄
GP・GF など金メッキや金張り留め具やチェーンの端

金は、Kのあとの数字が大きいほど金の割合が高くなります。GPやGFのような表示はメッキなどを表すことが多いので、値段のつき方が変わってきます。

例えば、母が普段使いしていた細いチェーンでも、留め具に「K18」とあれば金として査定されます。見た目の大きさだけで判断しないことが大切なんです。

遺品の貴金属を刻印で見分ける方法の図解

刻印がない・壊れている貴金属も、捨てずに残す

『刻印もないし、切れているし、これは捨てていいかな』。そう思ってしまう物ほど、ちょっと待ってほしいんです。

古いアクセサリーや手作りの品には、刻印が打たれていない物もあります。刻印がすり減って読めなくなっていることもありますよね。

捨てずに査定に出したい物
  • 刻印が見当たらない金色の指輪やネックレス
  • 切れたチェーンや、片方だけのイヤリング
  • 石が取れてしまった指輪の台座
  • 変形したブローチや帯留め
自分で判断しがちなこと
  • 刻印がないから偽物だと決めつける
  • 壊れているから値段はつかないと思い込む
  • 細かい物をまとめて捨ててしまう
  • 磨いてきれいにしてから出そうとする

おたからやの品目一覧にも、壊れた物や付属品のない物まで査定の対象だと書かれています。素材が金やプラチナなら、形が崩れていても重さで評価されることがあるんです。

小さな部品はなくしやすいので、チャック付きの袋にまとめておきましょう。ほかの遺品で値段がつきやすい物は、実家の片付けで売れるもの一覧にまとめています。

よくある相談:遺品の貴金属

遺品の貴金属については、ネットの相談サイトにもいろいろな声が寄せられています。いくつかを要約して答えますね。

真珠やダイヤ、金のアクセサリーを、納得できる金額で売りたい

ハイブランドの品でなくても、金やプラチナの台、ダイヤなどの宝石は、それぞれ素材として評価されます。真珠は状態によって評価が分かれやすいので、まとめて見てもらうと話が早いです。

納得して売るためには、1社の金額だけで決めないことが大切です。何をどう評価したのかを聞き、ほかの店と比べてから決めても遅くありません。

刻印がない金のネックレスが大量に出てきた

刻印がないと、本物かどうか不安になりますよね。ただ、買取店では刻印に頼らずに素材を確かめることもあります。

自分でこすったり削ったりして確かめるのは、傷がついてしまうのでやめておきましょう。そのままの状態で、まとめて査定に出してみてください。

質屋と貴金属の買取店、どちらに持っていけばいい?

『質屋さんのほうが、昔からあって安心かも』と考える方もいるかもしれません。質屋は、品物を預けてお金を借りる仕組みが中心で、買い取りもしている店があります。手元に戻すつもりがないなら、買取の店を選ぶほうが目的に合います。

売り先ごとの違いは、実家の品はどこで売る?で詳しく比べています。

実家を片付ける人

遠方に住んでいて、実家の近くの店に何度も通えません。まとめて見てもらう方法はありますか?

案内役

家に来てもらう出張査定や、写真を送って先に目安を聞く方法がありますよ。帰省する日に合わせて予約しておくと、1回で済ませやすいです。

遺品の貴金属の査定は、受け方を選べる

貴金属は、専門の査定士に見てもらうのが安心です。おたからやでは、査定の受け方を次の中から選べると案内しています。

査定の受け方向いている場面
店頭査定持ち運べる量で、目の前で説明を受けたい
出張査定量が多い、実家の整理と一緒に見てもらいたい
LINE査定写真1枚から、おおよその目安を知りたい
フォーム査定24時間、自分のペースで問い合わせたい
無料査定フェア百貨店などの会場で見てもらいたい

店頭査定は、提示した金額に納得した場合だけ、その場で現金で買い取るとしています。出張料・査定料・買取手数料はかからず、見積もりだけでも受け付けると案内しています。

遺品の整理や終活の相談にも応じるとしているので、ほかの品物と一緒に相談したい時にも使いやすいですね。

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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる

金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

ブランドのジュエリーや腕時計が混ざっている時は、遺品のブランド品・腕時計の売り方も確かめてみてください。

家に来てもらう時のルール

出張での買取は、特定商取引法の「訪問購入」にあたります。法定の書面を受け取ってから8日以内は契約をやめられ(クーリング・オフ)、その期間は品物を渡さなくて構いません。もめた時の相談先は、消費者ホットライン188です。

兄弟で分ける時は、売る前に決めておく

親が亡くなったあとの貴金属は、相続人みんなの財産です。誰かが先に売ってしまうと、あとで気持ちのすれ違いが起きやすくなります。

実家を片付ける人

姉は指輪を形見に欲しいと言い、弟は売って分けたいと言っています。どうまとめればいいでしょうか?

案内役

どちらの気持ちも大切ですよね。形見に残す物を先に選んでもらい、残りを査定に出して金額を見ながら話し合うと、まとまりやすくなります。

貴金属を兄弟で分ける流れ
  1. 出てきた貴金属を、すべて写真に撮って一覧にする
  2. 相続人全員に一覧を送り、形見に欲しい物を聞く
  3. 形見に残す物と、売る物を分ける
  4. 売る物を査定に出し、明細を全員に共有する
  5. 売ったお金の分け方を話し合って決める

遺産の分け方は、相続人の話し合いで決めるのが基本です。話し合いがまとまらない時は、家庭裁判所の調停を使う方法もあります。詳しくは遺産分割と実家で、形見分けの時期や決め方は形見分けの進め方で確かめられます。

相続放棄を考えている時は

相続放棄を考えている時に貴金属を売ると、相続を認めたとみなされるおそれがあります。売る前に、家庭裁判所や弁護士に相談しておきましょう。

査定に出す前のチェック

最後に、遺品の貴金属を査定に出す前に確かめておきたいことをまとめておきますね。遺品を売ること全体の考え方は、遺品を売る方法で詳しく紹介しています。

査定の前に
  • 相続人全員に、売ってよいか了解をもらった
  • 形見に残す物を、先に取り分けた
  • 刻印がない物や壊れた物も、袋にまとめて持っていく
  • 宝石の鑑定書や鑑別書、購入時の箱を探した
  • 本人確認書類を用意した
  • 磨いたり洗ったりせず、そのままの状態にしている
遺品の貴金属を兄弟で分けて査定に出す流れの図解

実家じまい全体の流れは、実家じまいとは?やることの順番で最初から確かめられます。

よくある質問

遺品の貴金属は、刻印がなくても売れますか?

刻印がない物でも、買取店で素材を確かめてもらえることがあります。自分で偽物と決めつけず、そのままの状態で査定に出してみましょう。

切れたネックレスや石の取れた指輪も査定してもらえますか?

壊れていても査定の対象になる物があります。おたからやは、壊れた物や付属品のない物も査定すると品目一覧に書いています。

義理の親の遺品の貴金属を売ってもいいですか?

遺品として受け取った物なら、どう扱うかは受け取った人が決めて構いません。ただ、配偶者や親族の気持ちも考えて、売る前に一言伝えておくと安心です。

遺品の貴金属を売る時に必要な物は何ですか?

本人確認書類が基本です。本人以外が売る場合や金額が大きい場合は、委任状などが必要になることがあるので、事前に買取店に確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 遺品の貴金属は、指輪の内側や留め具の刻印を探して見分ける
  • 刻印がない物や壊れた物も、捨てずに査定に出す
  • 査定は店頭・出張・LINEなどから、量や距離に合わせて選べる
  • 兄弟で分ける時は、形見に残す物を先に決めてから売る
  • 相続放棄を考えている時は、売る前に家庭裁判所や弁護士へ

親が身につけていた指輪やネックレスには、その人らしさが残っています。形見にするか、手放すか、家族で話しながら納得のいく形を選んでくださいね。

実家じまい.jp

実家じまい.jp 編集部

親の家(実家)の片付け・遺品整理・家財の処分と売り方・空き家の売却や解体・相続登記と税金まで、実家じまいの進め方を、公的機関の情報と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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