家財の処分を無料にするには?買取・譲渡・回収で変わる引き取り方

家財の処分を無料にする方法を表すイラスト

当サイトの記事は、国税庁・法務省・裁判所・国土交通省・環境省・消費者庁・国民生活センターなど公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。制度や公式情報は記事執筆時点のもので、変わることがあります。

実家の片付けで出た家財の山を前にして、『できればお金をかけずに手放したい』と思うのは自然なことですよね。

実家を片付ける人

実家の家財を処分したいのですが、費用がかさむのが心配です。無料で引き取ってもらう方法はありますか?

案内役

あります。ただ、無料になるのは条件がそろった物だけなんです。どの道なら無料になるのかを先に知っておくと、ムダな出費を減らせますよ。

結論から言うと、家財の処分が無料になるのは「買取で値段がつく」「人に譲る」「自治体が無料で回収する」の3つの場合です。この記事では、それぞれの引き取り方の違いと、無料回収をうたう業者に頼む前の確かめ方が分かります。

目次

家財の処分が無料になるのは、3つの道だけ

先に結論

家財の引き取りでお金がかからないのは、相手にとって価値がある時か、公的な回収の仕組みに乗る時です。それ以外の物は、量を減らしてから費用をかけて処分する、と考えておくと計画が立てやすくなります。

3つの道を、お金の流れと向いている物で比べてみますね。

引き取り方お金の流れ向いている物気をつけたいこと
買取に出す値段がつけば受け取れる金・貴金属、時計、ブランド品、着物、切手、古銭など値段がつかない物もある
人に譲る基本はかからないまだ使える家具・食器・家電運び出しの手間と、相手の都合
自治体の無料回収かからない物がある資源ごみ、小型家電の回収ボックスなど品目と方法は市区町村ごとに違う

自治体の粗大ごみに手数料がかかるかどうかは、地域で違います。どの品目が無料かは、実家のある市区町村のホームページで確かめてみてください。

家財の処分が無料になる3つの道の図解

自治体の回収で、無料になりやすい物

小型家電リサイクル法では、携帯電話やデジタルカメラ、炊飯器、ドライヤーなど、ほぼすべての家電が対象になっています。市区町村や認定事業者が、回収ボックスや資源ごみの集積所などで集めています。

どの品目をどんな方法で集めるかは、地域によって違います。携帯電話は販売店でも回収しているので、中のデータを家族で確かめてから持ち込んでみてください。

家財道具の引き取りに、お金がかかる物もある

エアコン・テレビ・冷蔵庫と冷凍庫・洗濯機と衣類乾燥機は、家電リサイクル法の対象です。捨てる時はリサイクル料金と収集運搬料金を払う決まりなので、無料にはなりません。

ただし、まだ使える物ならリユースショップで買い取ってもらえることもあります。環境省も、使える家電は信用できる中古ショップに買い取ってもらうよう案内しています。

「無料で回収」の声かけには、許可を確かめてから

『タダで持って行ってくれるなら、助かるのに』。そう思って声をかけたくなる気持ち、よく分かります。

ただ、政府広報オンラインは、家庭を回ったりチラシを配ったりして家電などを集める業者の多くが、必要な許可や市町村の委託を受けていないと注意を呼びかけています。無許可の回収業者が、あとから高い費用を求めるトラブルも起きているそうです。

よくある失敗

「無料」と聞いて家財の回収をその場で頼んだら、積み込んだあとで別の料金を求められること。断りにくい状況になってから金額を聞くのは避けたいところです。

家庭から出る家財の回収には、市区町村の「一般廃棄物収集運搬業の許可」か委託が必要です。産業廃棄物処理業の許可や古物商の許可だけでは、家庭のごみは回収できません。

家財の引き取り業者に頼む前に
  • どの市区町村の許可か、委託を受けているかを聞いた
  • 無料になる物と、料金がかかる物の線引きを確かめた
  • 2社以上から見積もりを取り、書面で受け取った
  • 追加料金がかかる条件を、作業の前に聞いた

許可の調べ方や見積もりの見方は、家財処分の業者の選び方で詳しく紹介しています。もし困った時は、消費者ホットライン188で近くの消費生活センターに相談できます。

よくある相談:家財を無料で手放したい

家財の無料処分については、ネットの相談サイトにもいろいろな声が寄せられています。よくある相談を要約して答えますね。

実家の大掃除で出た不用品、回収業者なら無料で引き取ってくれる?

無料で引き取れるのは、業者がその物を売ったり再利用したりできる場合に限られることが多いです。ほとんどの家財は、回収にも処分にも費用がかかると考えておきましょう。

「全部無料」と言われた時ほど、許可の有無と、料金がかかる条件を確かめておくと安心です。

もらい物の食器がたくさん。欲しい人にあげてもいい?

まだ使える食器なら、欲しい人に譲るのはいい方法です。手間はかかりますが、捨てずに済むので気持ちも楽になりますよね。

ただ、実家の物が親の名義の財産の場合は、親や兄弟に一言伝えてからにしましょう。銀食器やブランドの食器が混ざっていたら、譲る前に査定してみる価値があります。

実家を片付ける人

親が無料でもらえる物をなんでも持ち帰るので、実家が物であふれています。片付けても、すぐに戻ってしまいます。

案内役

物を取っておくのには、親なりの理由があることが多いんです。まずは「もう使わない物を誰かに使ってもらう」という言い方で、譲る方向に誘ってみてください。

親への伝え方は、片付けない親・捨てられない親への伝え方で詳しくまとめています。

人に譲る時は、運び出しまで決めておく

家具や家電を譲る時に困りやすいのが、運び出しです。大きな物ほど、相手に取りに来てもらえるかで話が変わってきます。

家財を譲る時の進め方
  1. 譲りたい物の写真と大きさをメモにまとめる
  2. 親族や知人に、欲しい物がないか先に聞く
  3. 受け取る日と、運び出しを誰がするかを決める
  4. 引き取り手が見つからなかった物は、期限を決めて処分に回す

期限を決めずに待つと、片付けが止まってしまうことも。「この日までに引き取り手がなければ処分」と決めておくと、気持ちの区切りもつけやすくなります。

値段がつけば、処分どころかお金が入る

ここが一番の近道

家財の処分を無料にする一番確かな方法は、値段がつく物を見つけることです。売れた分は、ほかの家財の処分費用にあてられます。

『こんなに古い物、売れるわけがない』と思いがちですよね。ただ、金や貴金属は、形が古くても素材として値段がつくことがあるんです。

指輪やネックレスのほか、腕時計、記念硬貨、切手、着物、古いカメラなども、捨てる前に一度査定してみてください。壊れていても査定の対象になる物があります。

売れる物を抜いておくと、回収を頼む量そのものが減ります。どんな物に値段がつきやすいかは実家の片付けで売れるもの一覧に、売り先の違いは実家の品はどこで売る?にまとめています。

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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる

金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

それでも残った家財の回収は、費用をかけて任せる

買取と譲渡、自治体の回収を使っても、どうしても残る家財はあります。そこからは、費用をかけてきちんと処分する段階です。

残った物処分の方法
袋に入る物自治体の収集日に出す
大きな家具や布団粗大ごみを申し込む
家電4品目販売店などに引き取りを頼む
量が多い・運べない市区町村の許可業者に回収を頼む

費用は量と運び出しの手間で変わるので、売る物と譲る物を抜いてから見積もりを取ってみてください。片付け全体の段取りは実家じまいの進め方で、家財の出し方は家財の処分方法で確かめられます。

無料にならない家財の処分方法をまとめた図解

よくある質問

家財を全部無料で処分することはできますか?

全部を無料にするのは難しいことが多いです。値段がつく物は買取、使える物は譲渡、資源ごみは自治体の回収に回し、残りを費用をかけて処分すると全体の負担を抑えられます。

家財の回収業者に許可があるかは、どこで分かりますか?

実家のある市区町村のホームページや、ごみの担当窓口で確かめられます。見積もりの時に、どの市区町村の許可かを直接聞いてみるのも一つの方法です。

古い家具でも買い取ってもらえますか?

状態や作りによって、値段がつくこともつかないこともあります。家具だけで判断せず、引き出しの中の貴金属や小物も一緒に見てもらうと見落としが減ります。

家電はリサイクルショップに引き取ってもらえますか?

まだ使える家電なら、買い取ってもらえる場合があります。値段がつかなかったエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は、家電リサイクル法のルールで販売店などに引き取りを頼みます。

まとめ

この記事の要点
  • 家財の処分が無料になるのは、買取・譲渡・自治体の無料回収の3つ
  • 家電4品目は、捨てる時にリサイクル料金と収集運搬料金がかかる
  • 「無料回収」を頼む前に、市区町村の許可か委託を確かめる
  • 譲る時は、運び出しと引き取りの期限まで決めておく
  • 値段がつく物を先に抜くと、残りの処分費用も減らせる

家財を手放すのは、体力も気持ちも使う作業です。お金をかけない道をうまく使いながら、無理のないペースで進めてくださいね。

実家じまい.jp

実家じまい.jp 編集部

親の家(実家)の片付け・遺品整理・家財の処分と売り方・空き家の売却や解体・相続登記と税金まで、実家じまいの進め方を、公的機関の情報と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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