遺品の買取はどこに頼む?おたからや・ブランドリバリュー・まねきやの違い

遺品の金・バッグ・着物を並べて買取先を考える様子のイラスト

当サイトの記事は、国税庁・法務省・裁判所・国土交通省・環境省・消費者庁・国民生活センターなど公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。制度や公式情報は記事執筆時点のもので、変わることがあります。

実家の片付けで、指輪や腕時計、着物がまとまって出てくると『どこに見てもらえばいいんだろう』と手が止まりますよね。遺品の買取は、お店の名前より先に「何を売るか」で考えると迷いにくくなります。

実家を片付ける人

母の遺品に、金のネックレスとブランドのバッグ、それに着物が何枚もあります。全部まとめて1か所に頼んでいいものか、分からなくて。

案内役

まとめて頼むのも一つの方法です。ただ、品物ごとに得意なお店を選ぶと、説明に納得しやすくなりますよ。この記事では3社の特徴を公式の案内から並べてみますね。

結論から言うと、金・貴金属や古銭など幅広い品物はおたからや、ブランドのバッグや腕時計はブランドリバリュー、着物や和装小物はまねきや、という分け方が目安になります。この記事を読むと、3社の査定の受け方と手数料の違い、1軒の実家で組み合わせる段取りが分かります。

目次

遺品の買取はどこがいい?まずは品物の種類で分ける

先に結論

遺品の買取先は「品物の種類」と「量」で決めるのが近道です。種類がばらばらなら、まず幅広く扱うお店に相談し、ブランド品や着物がまとまっている時だけ、得意なお店にも見てもらいましょう。

買取店には、それぞれ力を入れている品物があります。どの店も幅広く扱っていますが、公式サイトの案内を見ると、得意分野の違いが見えてきます。

品物別に向く買取店を3社のロゴで示した図解
遺品の種類相談先の目安そう考える理由(公式サイトの案内)
金・プラチナ・宝石おたからや取扱品目の先頭に「ダイヤモンド、金、貴金属」を挙げている
切手・古銭・骨董・食器おたからや取扱品目に「切手、古銭、食器、骨董品、絵画」がある
ブランドのバッグ・財布ブランドリバリュー「1万点以上のブランドを買取対象」と案内している
腕時計ブランドリバリュー買取対象アイテムに時計やロレックスを挙げている
着物・帯・和装小物まねきや「着物や和装小物の買取ならまねきやにお任せください」と案内している
種類がばらばらで分からないおたからや「HPに記載がないものでも、まずは一度お気軽にご相談ください」と案内している

表はあくまで目安です。3社とも、ここに挙げた以外の品物も買取の対象にしています。

例えば、母の鏡台から指輪とネックレスが、押し入れからバッグが、桐ダンスから着物が出てきた。そんな家なら、品物ごとに相談先を分けてみる価値があります。

実家を片付ける人

種類ごとに別のお店へ頼むのは、手間が増えそうで気が重いです。

案内役

そう感じる方は多いですよね。迷ったら1社にまとめて見てもらい、量が多いブランド品や着物だけ別に相談する、くらいで十分なんです。

金・貴金属から古銭まで幅広く相談するなら、おたからや

おたからや公式サイトの出張査定の5つの約束の画面(2026年11月時点)

おたからやは、金・貴金属を中心に、時計、バッグ、切手、古銭、食器、骨董品、絵画まで幅広く扱う買取店です。2026年11月時点で2,120店舗以上と案内しています。

実家の遺品は、何が出てくるか分からないことが多いですよね。値打ちが分からない物をまとめて見てもらいたい時に、相談しやすいお店です。

項目おたからやの公式の案内
査定の受け方店頭査定、出張査定、無料査定フェア、フォーム査定、LINE査定
出張のエリア「全国あらゆる場所に専門の査定士がお伺いいたします」
かかる費用出張料・査定料・買取手数料は無料、キャンセル料もかからない
支払い店頭・出張とも、納得した場合にその場で現金で買取
遺品について「遺品の整理や終活の相談がしたい」など、品物のことは何でも相談してほしいと案内

出張査定については「ご実家の整理などは出張査定がおすすめ」と案内していて、玄関先での査定もできるそうです。社名やロゴの入っていない一般車両で訪問するので、近所の目が気になる方も頼みやすいですね。

壊れた物や付属品のない物も、まず見てもらえる

公式サイトには「壊れている・付属品がないお品物でも査定いたします」とあります。片方だけのピアスや、切れたネックレスも、捨てる前に一度見てもらう価値があります。

『こんな物を出したら恥ずかしいかも』と思う必要はありません。仏具や金歯、大判・小判といった品目も、品目一覧に並んでいます。

写真1枚から目安を聞ける

LINE査定は、写真1枚を送るだけで、鑑定士がおおよその金額を返してくれる仕組みです。写真とメッセージは24時間365日受け付けています。

遠方の実家で、品物を持ち帰る前に目安を知りたい時に便利です。なお、おたからやは宅配での買取を案内していないので、品物を見てもらう時は店頭か出張になります。

百貨店などの会場で見てもらう方法も

おたからやには、百貨店やショッピングセンターで開く無料査定フェアもあります。買い物のついでに、指輪を1つだけ見てもらう、という使い方もできますね。

店頭の査定では「目の前でプロが丁寧にお品物を拝見し、その価値をご説明いたします」と案内しています。説明を聞きながら決めたい方には、店頭やフェアが向いています。

バッグや腕時計が多いなら、ブランドリバリュー

ブランドリバリューは、ブランドのバッグや腕時計、ジュエリーに強い買取店です。遺品買取の専用ページを設けていて、遺品整理士の資格を取ったスタッフが対応すると案内しています。

ここで紹介する内容は2026年10月時点の公式情報です。細かい条件は変わることがあるので、申し込む前にブランドリバリューの公式サイトで最新の条件を確かめてみてください。

項目ブランドリバリューの公式の案内
買取の方法店頭買取、宅配買取、出張買取
査定の受け方LINE査定、ビデオ通話査定
出張のエリア「日本全国47都道府県が対象」
かかる費用出張費・査定費は無料。宅配は査定費・配送費が無料
手数料買取手数料やキャンセル料は当社負担(一部対象外あり)
支払い(出張)自宅で査定し振込。現金での支払いは要相談

宅配買取では、梱包資材や必要書類が入った宅配キットを無料で送ってもらえます。店まで行く時間がない方や、遠方の実家から品物を送りたい方に合う方法です。

宅配で売る時に知っておきたいこと

査定のあとで売らないと決めた場合は、送料をお店の負担で返してもらえると案内しています。一方、成約したあとにキャンセルして返品してもらう場合は、送料が自分の負担になります。

『とりあえず送ってみよう』と思った時ほど、成約前によく考える時間をとっておくと安心ですよ。

遺品買取のページでは「遺品整理に伴う費用やご負担を軽減し」と、買取で片付けの負担を軽くする考え方を紹介しています。メールやLINEで写真を送って査定してもらうこともできるそうです。

ブランド品以外も扱っている

買取対象には、時計やバッグのほか、金・貴金属、宝石、着物、骨董品、切手も並んでいます。ブランド品が中心で、ほかの品物も少しある遺品なら、まとめて相談しても構いません。

着物や和装小物を見てほしいなら、まねきや

まねきや公式サイトの遺品の買取実績の画面(2026年11月時点)

まねきやは、金・宝石・ブランド品なども扱う総合的な買取店で、着物や和装小物の買取も案内しています。コラムでは「古い着物の買取を専門におこなっております」と紹介しています。

着物は、帯や帯締め、帯揚げなどの小物がそろっているかで見られ方が変わる品物です。まねきやのコラムでも、付属品が査定に影響することに触れています。

項目まねきやの公式の案内
買取の方法店舗買取、出張買取、宅配買取
査定の受け方LINE査定(最短10分で目安が分かる)
出張のエリア「大凡、店舗の半径20km~30km圏内」。遠方は相談
かかる費用査定料・宅配の送料・出張費・振込手数料・キャンセル手数料はかからない(条件付きの注記あり)
宅配の方法GPS付きのジュラルミンケースで送る
支払いその場で現金、または翌営業日に口座へ振込

出張は店舗から一定の範囲が目安なので、実家の近くに店舗があるかを先に確かめておきましょう。遠い場合は宅配をすすめられることもあると案内しています。

本人以外が売る時の書類も案内されている

まねきやは、本人以外からの依頼で売却金額が200万円を超える場合、委任状と、依頼を受けた人と所有者の身分証明書のコピーが要ると案内しています。実家の品を子が代わりに売る時に、役立つ情報ですね。

宅配では、見積もりの時点で買取金額が1万円以下になる場合、送料が自分の負担になることもあるそうです。着物を何枚か送る時は、先にLINE査定で目安を聞いておくと安心です。

遺品の中の家具や趣味の品も相談できる

まねきやの遺品の案内ページでは、腕時計や貴金属、骨董品のほか、カメラや将棋盤、お酒、美術品なども買取できる物があると紹介しています。処分に費用がかかる家具・家電も、買取ならお金に変えられるかもしれない、という案内です。

親の趣味の道具がたくさん残っている家なら、着物と一緒に見てもらえるか聞いてみるといいですよ。

着物の売り方そのものは、遺品の着物の売り方で詳しく紹介しています。

3社の査定の受け方と費用を、ひと目で比べる

比べる時のコツ

3社とも、査定だけなら費用はかからないと案内しています。違いが出るのは「出張に来てもらえる範囲」と「宅配が使えるか」です。

比べるところおたからやブランドリバリューまねきや
店頭ありありあり
出張全国あらゆる場所全国47都道府県店舗の半径20km~30km圏内が目安
宅配案内なしあり(無料の宅配キット)あり(ジュラルミンケース)
写真での査定LINE査定・フォーム査定LINE査定・ビデオ通話査定LINE査定
遺品の案内相続・遺品のコラムあり遺品買取の専用ページあり遺品の買取実績ページあり

遠方の実家で、量が多く、自分が何度も通えない。そんな時は出張の範囲が広いお店から当たると話が早いです。

反対に、実家の近くに店舗がある、自分で運べる量だという時は、店頭で目の前で説明を受けるのも安心です。

価値が分かりにくい金・貴金属や古銭、骨董品がまざっているなら、捨てたり処分業者に渡したりする前に、まず査定で値打ちを確かめておきましょう。おたからやは、品物に関することなら遺品の整理の相談にも応じると案内しています。

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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる

金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

地域の遺品整理業者について

家財の運び出しや処分まで頼みたい時は、地域の遺品整理業者を複数社の見積もりで比べてみてください。買取と片付けを別々に頼むと、どこにいくら払い、いくら受け取ったのかが分かりやすくなります。

遺品の買取について、よく届く相談

ネットの相談サイトにも、遺品の買取先についての迷いが多く寄せられています。いくつかを要約して答えますね。

遺品の金やアクセサリー、どこなら安心して売れる?

ハイブランドではない真珠やダイヤ、金のアクセサリーを、きちんとした値段で売りたいという相談です。気持ちはよく分かりますよね。

安心して売るためには、お店の名前より「査定の理由を説明してくれるか」を見てみてください。金なら刻印と重さ、宝石なら鑑定書の有無など、どこを見て金額を出したのかを聞いて、納得できたら売ればいいんです。

買取店は、集めた遺品をどこで売っているの?

買い取った品物がどこへ行くのか、仕組みが気になるという相談もあります。各社が買い取った後の流通まで詳しく公表しているわけではないので、この記事では断定しません。

気になる時は、査定の場で「この品物はどんなふうに再び使われるんですか」と聞いてみるのも一つです。親の物が次の持ち主に渡る、と思えると手放しやすくなる方もいます。

『売った物が粗末に扱われたら嫌だな』という気持ちがあるなら、思い入れの強い物は形見として残し、売る物と分けておくのも一つの方法です。

結局、遺品の買取は1社にまとめたほうがいい?

量が少なければ1社にまとめても構いません。ブランド品や着物がまとまっている時だけ、得意なお店にも見てもらうと、金額の説明を比べられます。

実家を片付ける人

2社に見てもらって、片方だけで売るのは失礼になりませんか?

案内役

気にしなくて大丈夫ですよ。3社とも、査定のあとで売らない選択ができると案内しています。納得してから決めるのが一番です。

1軒の実家で3社を組み合わせる段取りと準備

品物の種類が多い実家では、相談の順番を決めておくと迷いません。売るかどうか決めきれない物も、先に目安を聞いておけば家族で話し合いやすくなります。

例えば、親が施設に入り、遠方に住む長女が週末だけ実家に通う場合。1回目の帰省で品物を分けて写真を撮り、平日に自宅からLINE査定で目安を聞いておくと、2回目の帰省で出張査定まで進められます。

組み合わせて頼む流れ
  1. 家の中の品物を「金・貴金属や小物」「ブランド品」「着物」に大まかに分ける
  2. 迷う物はまとめて写真を撮り、LINE査定などでおおよその目安を聞く
  3. 量が多い種類から、出張か宅配かを決めて申し込む
  4. 査定の日は、見てもらう品物だけを一つの部屋に並べておく
  5. 金額の理由を聞き、家族と相談してから売るかどうかを決める

出張で家に来てもらう買取は、特定商取引法の「訪問購入」にあたります。契約の書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができ、その間は品物の引き渡しを断れます。

査定を頼んだ物以外をすすめられたら

消費者庁は、査定の依頼を受けただけなのに、査定を超えて勧誘することは法律に触れると説明しています。頼んでいない品物の買取をすすめられたら、はっきり断って構いません。困った時は消費者ホットライン188に相談できます。

出張に来てもらう時の段取りは、実家の品の出張買取にまとめています。店頭・リサイクルショップ・フリマなど売り先の種類そのものの違いは、実家の品はどこで売る?で比べられます。

査定に出す前に、そろえておきたいこと

どのお店に頼むとしても、準備しておくことはほとんど同じです。少し整えておくだけで、査定の場で慌てずに済みます。

申し込む前のチェック
  • 相続人全員に、売ってよいか了解をもらった
  • 箱・保証書・鑑定書・証紙などの付属品を、品物と一緒にした
  • 汚れは乾いた布で軽く拭く程度にとどめた
  • 品物の写真と、簡単な一覧のメモをつくった
  • 自分の本人確認書類を用意した
  • 相続放棄を考えている家族がいないか確かめた

遺品は、親が亡くなったあとは相続人みんなの財産です。一人で決めずに、兄弟にも一言伝えてから査定に出しましょう。

相続放棄を考えている時に遺品を売ると、相続を認めたとみなされるおそれがあります。その場合は、売る前に家庭裁判所や弁護士に相談してください。詳しくは相続放棄するなら実家の片付けはどうする?で確かめられます。

遺品を買取に出す前にそろえる物の図解

どんな品物に値段がつきやすいかは、実家の片付けで売れるもの一覧で見分け方を紹介しています。貴金属の刻印の見方は遺品の金・貴金属・宝石の売り方、バッグや時計の付属品は遺品のブランド品・腕時計の売り方が参考になります。

実家を片付ける人

準備をしていたら、母のことを思い出して手が止まってしまいました。

案内役

それでいいんですよ。今日は写真を撮るところまで、と区切って進めてみてください。急がなくても、品物は待っていてくれます。

遺品の買取は、実家じまい全体の中の一つの作業です。家や家財をどんな順番で手放していくかは、実家じまいとは?やることの順番で全体の流れを確かめられます。

よくある質問

遺品の買取で、査定だけ頼んで売らなくてもいいですか?

3社とも、査定だけでも費用はかからないと案内しています。金額を聞いてから家族と相談し、売らない選択をしても構いません。

遺品の量が多い時は、どこに頼めばいいですか?

出張に来てもらえる範囲が広いお店から当たると話が早いです。おたからやは全国、ブランドリバリューは全国47都道府県を出張の対象と案内しています。まねきやは店舗の半径20km~30km圏内が目安です。

遠方の実家の品を送って売ることはできますか?

ブランドリバリューとまねきやは宅配買取を案内しています。おたからやは宅配の案内がないので、店頭か出張で見てもらいましょう。

親の代わりに子が売る時は、何が要りますか?

本人確認書類が基本です。まねきやは、本人以外からの依頼で売却金額が200万円を超える場合に委任状などが要ると案内しています。条件はお店ごとに違うので、申し込む時に確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 遺品の買取先は、品物の種類と量で決めると迷いにくい
  • 金・貴金属や古銭など幅広い品物はおたからやに相談しやすい
  • ブランドのバッグや腕時計はブランドリバリュー、着物や和装小物はまねきやが目安
  • 3社の大きな違いは、出張の範囲と宅配が使えるかどうか
  • 売る前に相続人の了解をもらい、付属品と本人確認書類をそろえる

どのお店に頼むかより、家族が納得して手放せるかのほうがずっと大切です。迷う物は、目安を聞いてからゆっくり決めてくださいね。

実家じまい.jp

実家じまい.jp 編集部

親の家(実家)の片付け・遺品整理・家財の処分と売り方・空き家の売却や解体・相続登記と税金まで、実家じまいの進め方を、公的機関の情報と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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