実家じまいの手続き一覧|電気・水道・郵便を止める順番と時期

実家じまいの手続きを表すイラスト

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実家じまいを進めていると、片付け以外にも細かい連絡ごとが次々に出てきますよね。電気、水道、電話、郵便と、どこから手をつければいいか迷う方も多いはずです。

実家を片付ける人

親が実家を出ることになりました。電気や電話の解約って、片付けより先にやるものですか?

案内役

実は、急いで全部止めないほうがいいんです。片付けの間は電気も水道も使うので、止める順番を決めてから連絡していきましょう。

結論から言うと、実家じまいの手続きは「片付け中に使う物は最後」「郵便は早め」が基本です。この記事では、止める・名義を変える手続きの一覧と、空き家として残す時の考え方が分かります。

目次

実家じまいの手続きを一覧で確認する

先に結論

解約や変更の連絡先は、ほとんどが「契約している会社」です。請求書や口座の引き落とし記録に連絡先が書いてあるので、まずは郵便物と通帳から契約を洗い出しましょう。

手続きは、だいたい次の表のように分けられます。料金や解約の条件は会社ごとに違うので、細かい点は各社の窓口で確かめてください。

手続き連絡する先時期の目安空き家として残すなら
電気契約している電力会社片付けや掃除が終わってから契約を残す選択もある
ガス契約しているガス会社台所を使わなくなったら止めてもよいことが多い
水道市区町村の水道の窓口片付けや掃除が終わってから通水や掃除のために残す選択もある
固定電話・インターネット契約している会社連絡先の変更を済ませてから使わなければ解約を検討
新聞・NHK・定期便各社の窓口住む人がいなくなる前止める
郵便の転送郵便局(e転居も可)住む人が引っ越す前後転居する本人が届け出る
固定資産税市区町村名義が変わるまで所有者に届く納付書の届け先を確かめる
登記(相続・住所)法務局相続を知った日から3年以内など売る予定があれば早めに

ガスの閉栓の立ち会いが要るかどうかも、会社によって違います。連絡する時に一緒に聞いておくと安心です。

実家じまいの手続きを止める順番で並べた図解

電気・ガス・水道はいつ止める?空き家なら残す判断も

『誰も住まないなら、すぐ全部止めたほうが節約になるのでは』と思いますよね。ただ、片付けの途中で電気や水が使えないと、作業がとても大変になります。

照明、掃除機、トイレ、手洗いと、片付けの日には意外と電気と水を使います。止めるのは、片付けと掃除が終わってからで遅くありません。

空き家として残すなら水道を止めない理由

売るまでしばらく空き家にする場合、水道や電気を残しておく考え方もあります。国の空き家の管理の指針では、定期的な換気や通水が求められているからです。

使わない排水口は、水がなくなると下水のにおいが上がってくることがあります。指針でも「定期的に封水の注入及び清掃」と書かれています。

寒い地域では、冬の間は給水管の元栓を閉めておくことも、指針で日常管理の例に挙げられています。

ライフラインを止める順番の例
  1. 新聞や定期便など、住む人がいなくなれば不要な物から止める
  2. 台所を使わなくなったら、ガスの閉栓を申し込む
  3. 片付けと掃除が終わったら、電気と水道を止めるか残すかを決める
  4. 空き家として残すなら、管理で通う時に使う分だけ契約を続ける

空き家の管理で通う時の作業は、空き家になった実家の管理で詳しく紹介しています。

よくある相談:実家の電話と郵便の手続き

ネットの相談サイトでも、実家の固定電話や郵便の転送についての質問はとても多いです。よくある相談を要約して答えますね。

固定電話を解約したら、電力会社などの契約も全部変えるの?

固定電話の番号を「連絡先」として登録しているだけなら、契約そのものを変える必要はないことが多いです。ただ、解約後は連絡がつかなくなるので、携帯電話などに連絡先を変えておきましょう。

先に連絡先の変更を済ませて、最後に固定電話を解約する。この順番にしておくと、大事な連絡を取りこぼしにくくなります。

留守番電話に残った家族の声が消えるのが心配で、解約できない

この気持ちはとても自然です。何年も料金を払い続けている、というご家庭もあるようです。

解約の前に、声を別の機器に録音して残しておく方法があります。スマートフォンの録音機能で電話機のスピーカーから録るだけでも、声は手元に残せます。

実家を片付ける人

親あての郵便を、私の家に転送してもらうことはできますか?

案内役

転居届は、引っ越す本人が「この住所に移ります」と届け出る手続きです。親が施設に移るなら親の転居として届けるのが基本なので、状況を伝えて郵便局で確認してみてください。

固定電話を解約したい時は、どこに電話すればいい?

契約している電話会社です。請求書や口座の引き落とし記録に会社名が出ているので、そこに書かれた窓口に連絡しましょう。

郵便の転送は早めに出しておく

『郵便は最後でいいかな』と後回しにしがちですよね。でも転送は、手続きの中でも早めに出しておきたいものです。登録まで日数がかかるからです。

日本郵便の転送サービス

転居届を出すと、届出日から1年間、旧住所あての郵便物を新しい住所に無料で転送してもらえます。登録まで3〜7営業日かかり、郵便局の窓口のほか、Webや郵便局アプリの「e転居」でも出せます。

詳しい条件は日本郵便の転居・転送サービスで確かめてください。

転送の期間は1年なので、その間に届いた郵便を見て、住所の変更が済んでいない契約を見つけていくのがコツです。届いた封筒の差出人が、そのまま「連絡が必要な先の一覧」になります。

実家を売却する時、本籍地の変更は必要?

「実家 売却 本籍地」と検索されることもあるように、本籍が実家の住所のままで気になる方もいます。

ここが大事なところです

本籍は住所とは別のもので、実家を売っても本籍は自動では変わりません。本籍を変えるかどうかは、売却とは切り離して考えて大丈夫です。

本籍を移したい時は、市区町村の戸籍の窓口に届け出る手続きがあります。必要な書類は窓口で確かめてください。

一方で、売却の時に関わってくるのは本籍より登記です。親が亡くなって相続した実家なら、まず相続登記が必要になります。

確かめること関係する手続き期限など
登記の名義が亡くなった親のまま相続登記相続で取得したことを知った日から3年以内
登記簿の住所が今の住所と違う住所等の変更登記変更の日から2年以内(令和8年4月1日から義務化)
本籍が実家の住所のまま本籍の変更(任意)期限なし
実家を売却する時に関わる手続きを示した図解

例えば、親が住んでいた実家を子が相続して売る場合、名義を子に移す相続登記を済ませてから売り出す流れになります。売却の段取りは相続した実家を売却する手順で紹介しています。

相続登記を正当な理由なくしないと、10万円以下の過料の対象になることがあります。手続きの流れは実家の相続登記の義務化で紹介しています。個別のことは法務局や司法書士に確認してください。

手続きの抜けを防ぐ確認リスト

『もう全部連絡したはず』と思っても、半年後に知らない請求書が届くことがあります。最後に、連絡の抜けを防ぐためのリストです。家族で分担する時にも使ってみてください。

実家じまいの連絡チェック
  • 届いた郵便物と通帳の引き落としから、契約先を書き出した
  • 固定電話の番号を連絡先にしている契約を、携帯の番号に変えた
  • 新聞・NHK・定期便など、住む人がいなくなれば不要な物を止めた
  • 郵便の転居届を出した(届出日から1年間転送)
  • 電気・水道は、片付けと掃除が終わってから止めるか残すかを決めた
  • 固定資産税の納付書が誰に届くかを確かめた

解約の前に、家の中の物も確かめておく

ライフラインを止める前は、家の中を見て回る最後のチャンスになりやすいです。押し入れや仏間の引き出しに、思わぬ物が残っていることもあります。

古いアクセサリーや腕時計、記念硬貨、切手などは、処分する前に値段を確かめてみてください。売れる物の見分け方は実家の片付けで売れるもの一覧にまとめています。

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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる

金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

やることの全体の順番は、実家じまいでやること一覧で確認できます。

よくある質問

実家じまいの手続きは、誰がやってもいいですか?

契約者本人の手続きが基本ですが、家族が連絡できる場合もあります。親が亡くなっている時や施設に入っている時は、状況を伝えて各社に必要な書類を聞いてみてください。

電気を止めると、空き家の管理に困りますか?

管理で通う時に照明や掃除機が使えないと不便です。売るまで空き家にするなら、電気と水道の契約を残しておく選択もあります。

郵便の転送が1年で切れたらどうなりますか?

転送は届出日から1年間です。続けたい場合は、あらためて転居届を出してください。その間に、住所変更が済んでいない契約を見つけて直しておくと安心です。

実家を売る時、本籍も変えないといけませんか?

本籍は住所とは別なので、売却のために変える必要はありません。売る時に関わるのは、相続登記や登記簿の住所のほうです。

まとめ

この記事の要点
  • 手続きの連絡先は、ほとんどが契約している会社
  • 電気と水道は、片付けと掃除が終わってから止める
  • 空き家として残すなら、通水や掃除のために契約を残す選択もある
  • 郵便の転居届は早めに出す(届出日から1年間転送)
  • 売却で関わるのは本籍より相続登記と登記簿の住所

実家じまいの全体の流れは実家じまいの進め方を最初から最後までで見られます。手続きは一度に片付けようとせず、表を見ながら一つずつ消していきましょう。

実家じまい.jp

実家じまい.jp 編集部

親の家(実家)の片付け・遺品整理・家財の処分と売り方・空き家の売却や解体・相続登記と税金まで、実家じまいの進め方を、公的機関の情報と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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