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業者に実家の片付けを頼もうと思った時、まず気になるのが費用ですよね。
結論から言うと、実家の片付け費用は「何人で、どんな車で、どれだけ運び、どう処分するか」の組み合わせで決まります。中身を知っておくと、見積書を受け取った時に、どこを聞けばいいかが分かるようになります。
この記事では、片付け費用の内訳と、金額を動かす条件、見積書で確かめたい項目をお話しします。
親の家の片付け費用って、いくらくらいを見ておけばいいんでしょう。予算が立たなくて、業者に電話するのも気が重いです。
金額は家ごとにかなり違うので、先に「何にお金がかかるか」を知っておくのがおすすめです。そのうえで見積もりを取れば、高いか安いかを自分で判断できますよ。
実家の片付けはいくら?金額が家ごとに違うわけ
『結局、うちはいくらなの?』と思いますよね。
実は、実家の片付け費用の相場として、公的機関が出している金額はありません。ネットで見かける金額は、それぞれの業者が自社の事例をもとに出しているものです。
片付け費用は「物の量」と「運び出しやすさ」と「処分の仕方」でほぼ決まります。よその家の金額を当てはめるより、自分の実家の条件を伝えて、現地で見積もりを取るのが確かです。
同じ「3LDKの片付け」でも、物が少ない平屋と、押し入れや物置まで物が詰まった2階建てでは、作業の量がまったく違います。
だからこそ、金額の数字より先に、その金額が何でできているかを見ていきましょう。
ネットの金額を目安にしてはいけないんですか?
眺めるのは構いません。ただ、その数字を予算にしてしまうと、見積もりとの差に戸惑います。自分の家の条件で出た見積もりを基準にしましょう。
見積書の外にかかるお金もある
親の家の片付け費用を考える時は、業者に払う分だけでなく、家族側でかかるお金も見ておきましょう。
遠くに住んでいれば帰省の交通費がかかりますし、作業の間は実家の電気や水道も使います。自分たちで粗大ごみを出す場合は、自治体の手数料もかかります。
こうしたお金は見積書には載らないので、片付けにかかったお金として、家族で記録しておくと後の精算が楽になります。
片付け費用は「人・車・処分・特別な作業」の4つでできている
業者の見積書は、細かく書かれていても、中身はおおむね4つに分けられます。
この4つを頭に入れておくと、見積書のどの行が何のお金なのか、ぐっと読みやすくなるんです。
| 費用の柱 | 中身 | 金額が動くポイント |
|---|---|---|
| 人 | 仕分け、梱包、運び出しをする作業員 | 人数と作業時間、作業日数 |
| 車 | 荷物を運ぶトラック、運転 | 車の大きさと台数、拠点からの距離 |
| 処分 | 運んだ物を処分場やリサイクルに回す費用 | 量、種類、分別の手間、家電の有無 |
| 特別な作業 | 大型家具の解体、エアコンの取り外し、清掃など | 頼む作業の種類と数 |

「人」の費用は、仕分けの手間で変わる
業者が仕分けから全部やる場合と、家族が仕分けを済ませて運び出しだけ頼む場合では、作業員の人数や時間が変わります。
捨てる物と残す物が混ざったままだと、業者が一つずつ確認しながら進めることになるからです。
「車」の費用は、量と距離で変わる
荷物の量が多ければ、大きなトラックや複数の車が必要になります。
業者の拠点から実家までが遠い場合は、移動にかかる時間も作業の一部として見られることがあります。遠方の実家なら、実家の近くで営業している業者にも見積もりを頼んでみてください。
「処分」の費用は、物の種類で変わる
家庭から出る物の処分は、市区町村の収集か、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者などに任せる決まりです。
エアコン・テレビ・冷蔵庫と冷凍庫・洗濯機と衣類乾燥機の4品目は家電リサイクル法の対象で、リサイクル料金と収集運搬料金がかかります。見積書でこの4品目がどう扱われているかは、別に確かめておきましょう。
「特別な作業」は、頼むかどうかを選べる
ハウスクリーニングや大型家具の解体、庭木の片付けなどは、家の状態や今後の予定によっては頼まなくても済むことがあります。
例えば、家を解体する予定なら、細かな掃除までは要らないこともあります。反対に、しばらく空き家で残して売りに出すなら、内覧に備えて掃除をしておきたくなりますよね。
家を売る予定なのか、しばらく空き家で残すのかで、必要な作業は変わります。業者に頼む前に、家の行き先を家族で話しておくと、余計な作業を省けますよ。
同じ間取りでも費用が変わる条件
『うちは3LDKだから、このくらい?』と間取りだけで考えたくなりますよね。
ただ、実際に金額を動かすのは、間取りより「運び出しの条件」のほうなんです。
同じくらいの広さの家なのに、知り合いの家と見積もりが全然違ったと聞きました。
階段の幅や、トラックを家の前に止められるかで、作業の手間がかなり変わるんです。見積もりの時に、こうした条件を一緒に見てもらいましょう。
例えば、2階に大きなタンスがあって階段が狭い家は、吊り下ろしや解体が必要になることがあります。
家の前の道が細くてトラックを止められない場合は、少し離れた場所から手で運ぶことになり、人手と時間が増えます。
- 間取りと、物が残っている部屋の数
- 階数と、エレベーターや階段の幅
- 家の前にトラックを止められるか
- 大型の家具・家電の数(タンス、ベッド、冷蔵庫など)
- 仕分けをどこまで家族で済ませるか
- 物置や庭など、家の外にも物があるか
- 作業してほしい時期と、立ち会える日
物の量は「埋まり具合」で伝えると伝わりやすい
電話やメールで問い合わせる時、「物が多いです」だけでは業者も量をつかめません。
「6畳の和室は押し入れも床も物でいっぱい」「台所は食器棚2つ分が満杯」のように、部屋ごとの埋まり具合で伝えてみてください。
各部屋の写真を数枚撮っておくと、さらに話が早くなります。それでも最終的な金額は、現地を見てもらってから決まると考えておきましょう。
家の外の物も、見積もりに入るか確かめる
物置の中の道具や、庭の植木鉢、軒下に積んだ古い木材なども、運び出せば片付けの量に入ります。
家の中だけを見て見積もりを出してもらうと、当日に「外の物は別です」となりかねません。現地を見てもらう時は、物置や庭にも一緒に回ってもらいましょう。
時期と日程でも変わることがある
引っ越しが多い時期や、急いで終わらせたい場合は、希望の日に作業員や車を確保しにくいことがあります。
家の売却や退去の期限がある時は、期限から逆算して早めに見積もりを頼んでおきましょう。
見積書を受け取ったら確かめたい項目
見積書を受け取ったら、合計の金額より先に、何が含まれているかを一行ずつ見てみてください。
「一式」とだけ書かれた行があれば、その中に何が入っているのかを聞いておくと安心です。書面で答えてもらえれば、当日に話が食い違った時の確認にも使えます。
国民生活センターには、遺品整理サービスで作業当日に予定外の料金を求められ、最終的に見積金額の2倍の費用を請求されたという相談事例も寄せられています。
| 見積書の項目 | 確かめる質問の例 | 書面に残したいこと |
|---|---|---|
| 作業の範囲 | 「物置と庭の物も入っていますか?」 | 対象の部屋と場所 |
| 作業員と車 | 「人数と車の台数は何で決まりますか?」 | 人数、車の大きさ、作業日数 |
| 処分の方法 | 「運んだ物はどこが処分しますか?」 | 一般廃棄物の許可、または許可業者への委託 |
| 家電4品目 | 「リサイクル料金は含まれていますか?」 | 品目ごとの扱い |
| 追加料金 | 「当日に追加になるのはどんな場合ですか?」 | 追加の条件と、その場で確認する約束 |
| キャンセル | 「日程を変えたり断ったりする時の料金は?」 | キャンセル料の条件 |
| 買取 | 「買い取る物がある場合、見積もりとは分けて書いてもらえますか?」 | 買取の品目と金額の内訳 |

何社から見積もりを取って、どう比べる?
見積もりは、2〜3社から取って比べるのがおすすめです。国民生活センターも、複数社から見積もりを取るなど、業者選びを慎重にするよう呼びかけています。
比べる時は、合計の金額だけでなく、同じ条件で出してもらえているかを見ることが大切です。
- 各社に同じ条件(作業の範囲・時期・仕分けの分担)を伝える
- 見積書を横に並べ、作業の範囲が同じかを確かめる
- 家電4品目や大型家具の扱いが、どの行に入っているかを見る
- 追加料金とキャンセル料の条件を書き出して比べる
- 分からない行は、遠慮せずに電話で聞いてから決める
『安いほうでいいか』と決める前に、範囲がそろっているかを一度だけ確かめてみてください。片方が庭や物置を含んでいないだけ、ということもよくあります。
「定額」や「詰め放題」は条件まで聞く
不用品回収では、安い定額パックを申し込んだのに、作業の後で高い料金を請求されたという相談も国民生活センターに寄せられています。
「トラックに載せ放題」というプランでも、荷台の囲いの高さまでしか載せられないと当日に言われた事例があります。プランの名前だけで決めずに、何がどこまで入るのかを言葉で確かめておきましょう。
電話で聞いた概算の金額だけで依頼してしまうことです。現地を見てもらい、作業の範囲と追加料金の条件が書かれた見積書を受け取ってから決めると、当日の食い違いを防げます。
処分を任せる相手も確かめておく
家庭から出る物の回収には、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可か、市区町村の委託が必要です。
環境省は、産業廃棄物処理業や古物商の許可だけでは、家庭の廃棄物は回収できないと案内しています。見積もりの時に「処分はどちらが担当されますか」と聞いてみてください。
業者の選び方そのものは実家の片付け業者の頼み方で詳しく紹介しています。
売れる物は、見積もりの前に買取へ
ここが大事なところです。片付け費用を考える時は、捨てる物だけでなく「売れる物」がどれだけあるかも見ておきましょう。
貴金属や時計、ブランド品、着物、骨董、切手などは、古くても値段がつくことがあります。先に売っておけば、業者に運んでもらう量も減り、手元にお金も残ります。
業者が運び出す物の量が減るので、作業員や車の手配が小さく済む場合があります。売れた分はそのまま家族の手元に残るので、片付けの費用に回すこともできます。
『こんな古い物に値段がつくの?』と迷う物ほど、捨てる前に見てもらう価値があります。
例えばおたからやは、ご実家の整理などには出張査定をすすめていて、出張料・査定料・買取手数料は無料と案内しています。壊れている物や付属品がない物でも査定するとしているので、まとめて相談しやすいですよ。
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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる
金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
査定は、片付けを頼む前に済ませておく
売れる物の査定は、業者の見積もりより前に済ませておくと、話がシンプルになります。
売れた物は家から出ていくので、業者が見積もる量がそのぶん減るからです。
実家が遠くて何度も通えない時は、写真を送って相談できるLINE査定を使うと、帰省の前に売れそうな物の目星をつけられます。迷う物は捨てる袋に入れず、一か所にまとめておきましょう。
片付けと買取を同じ業者に頼む時の注意
片付け業者の中には、作業の中で買い取りをして、その分を見積もりから差し引くところもあります。
その場合は、片付けの作業代と買取の金額を、別々の行に書いてもらいましょう。差し引いた後の合計だけだと、何がいくらで買い取られたのかが分からなくなります。
売れる物の見分け方は実家の片付けで売れるもの一覧、売り先の違いは実家の品はどこで売るかで紹介しています。
費用を抑えるなら、自分でやる部分と頼む部分を分ける
費用を抑えたい時に効くのは、作業を「家族でやる部分」と「業者に頼む部分」に分けることです。
全部を自分たちでやろうとして体を壊しては元も子もありません。重い物や危ない作業だけを業者に任せる考え方もあります。
- 通帳や書類、貴重品の探し出し
- 残す物・売る物・捨てる物の仕分け
- 衣類や紙類など軽い物のごみ出し
- 小さな家電を自治体の回収に出す
- 2階からの大型家具の運び出し
- エアコンの取り外し
- 大量の物を短い期間で運び出す作業
- 高い場所や狭い場所での作業
例えば、仕分けと軽いごみ出しを家族で数回の帰省に分けて済ませ、最後の運び出しだけを業者に頼む、という進め方があります。
テレビや冷蔵庫などの家電4品目は、自分で指定引取場所へ持ち込めば、収集運搬料金がかかりません。車が使えるなら、選択肢に入れてみてください。
業者に範囲を伝える時は、こんな言い方で十分です。
「仕分けとごみ出しは家族で済ませるので、2階のタンスとベッド、冷蔵庫の運び出しだけをお願いしたいです」
頼む作業がはっきりしていると、見積もりもその範囲で出してもらえるので、他社との比べやすさも上がります。
自分たちで進める手順は実家の片付けを自分でやる手順にまとめています。
費用の分け方は実家じまいの費用は誰が払う?、実家じまい全体の流れは実家じまいとは?やることの順番・費用・期間で紹介しています。
よくある相談:片付けや遺品整理の費用の疑問
知恵袋でも、片付けや遺品整理の費用についての質問がよく見られます。よくある3つの相談に答えます。
業者に頼むと、知り合いは思った以上にかかったと言っていました。どうしてそんなに差が出るんですか?
物の量と運び出しの条件、それに頼んだ作業の範囲が家ごとに違うからです。金額だけでなく、どこまで頼んだ話かも合わせて聞いてみてください。
実家の片付けを業者に頼むといくらかかる?
実家の片付けがいくらかかるかは、この記事でお話しした4つの柱と条件で決まるので、ひとつの金額では言えません。
まずは2〜3社に現地を見てもらい、同じ条件で見積もりをそろえて比べるのが確かです。地域の業者は、複数社の見積もりで比べてみてください。
遺品整理に高い費用がかかった人がいるのはなぜ?
重い物は一人では動かせないとしても、そこまでかかるのが不思議だという声があります。
高くなりやすいのは、物の量がとても多い、運び出しに手間がかかる、仕分けから清掃まで全部を短い期間で頼んだ、といった条件が重なった場合です。仕分けを家族で済ませるだけでも、頼む作業の量は変わります。
もし作業の途中で金額が大きく変わりそうなら、その場で作業を止めてもらい、何が増えたのかを確かめてから進めるのが安心です。
遺品整理は、片付け費用と買取の両方で儲かるのでは?
片付けの作業代と買取の両方があるなら、業者はかなり得をしているのでは、という疑問も見かけます。
業者側には作業員の人手や車、処分の費用がかかっていて、それが作業代の中身になっています。買取は、品物を見て値段をつける別の作業です。気になる場合は、作業代と買取の金額を分けて書いてもらうと、何にいくら払い、何がいくらで売れたのかがはっきりします。
よくある質問
実家の片付け費用の相場はありますか?
公的機関が出している相場はありません。物の量や運び出しの条件、頼む作業の範囲で変わるので、現地見積もりを複数社から取って比べるのが確かです。
見積もりは無料ですか?
業者によって違うので、問い合わせの時に「見積もりに費用はかかりますか」と聞いておきましょう。断る時のキャンセル料の有無も、合わせて確かめておくと安心です。
片付け費用は誰が払うものですか?
決まった払い方はなく、家族で話し合って決めます。立て替えた人がいる場合は、領収書を残しておくと後の精算がスムーズです。
見積もりの時に立ち会えない場合はどうすればいいですか?
鍵を預けて見てもらう方法もありますが、作業の範囲を口頭で伝えられないので、食い違いが起きやすくなります。できれば家族の誰かが立ち会い、残す物と処分する物をその場で示しておくと安心です。
当日に追加料金を言われたらどうすればいいですか?
その場ですぐに払わず、見積書の範囲と何が違うのかを確かめましょう。困った時は消費者ホットライン188に相談すると、近くの消費生活センターにつながります。
まとめ
- 実家の片付け費用に公的な相場はなく、家ごとの条件で決まる
- 費用の中身は「人・車・処分・特別な作業」の4つ
- 間取りより、階段や道幅など運び出しの条件で金額が動く
- 見積書は作業の範囲・処分の許可・追加料金・キャンセル料を確かめる
- 売れる物は先に買取に出し、片付けと買取は別の行で書いてもらう
- 仕分けや軽い作業を家族で済ませると、頼む量を減らせる







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