実家の写真整理のしかた|大量のアルバムと手紙を残す・手放す方法

実家の写真整理を表すイラスト

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押し入れの奥から、ずっしり重いアルバムが何冊も出てくる。1枚めくるたびに手が止まって、気づけば日が暮れていた。実家の片付けでは、そんな経験をする方がとても多いんです。

実家を片付ける人

実家の写真整理を始めたら、アルバムが段ボール何箱分もありました。全部持ち帰るのは無理なのに、捨てる決心もつきません。

案内役

写真は、片付けの中でも一番迷う物ですよね。いきなり捨てるかどうかを決めず、まずは「残す写真を選ぶ」ことから始めてみましょう。

結論から言うと、実家の写真整理は「選ぶ」「データで残す」「家族で分ける」の3段階で進めるのがおすすめです。この記事では、大量のアルバムの選び方とデータ化の方法、手紙や遺影を手放す時の配慮が分かります。

目次

実家の写真整理は「選ぶ・残す・分ける」の3段階で

先に結論

写真は、片付けの最後に回すのがコツです。最初に手をつけると思い出に浸って作業が止まりやすいので、ほかの部屋がある程度片付いてから、まとまった時間を取って向き合いましょう。

『写真を捨てるなんて、親に悪い気がする』と思うのは自然なことです。ただ、全部を残そうとすると、今度は自分の家の押し入れが写真でいっぱいになってしまいます。

だからこそ、先に「残す量」を決めておくと気持ちが楽になります。例えば、アルバムは家族それぞれが1冊ずつ持ち帰る、残りはデータにする、といった決め方です。

実家の写真整理の流れ
  1. 家中のアルバムや写真の箱を、1つの部屋に集める
  2. 年代や人ごとに、大まかに分ける
  3. 残したい写真を選んで、別の箱に入れる
  4. 選んだ写真をデータにして、家族と共有する
  5. 残りの写真の手放し方を家族で決める
実家の写真整理を選ぶ・残す・分けるの3段階で進める流れの図解

家全体の片付けの順番は、実家の片付けのコツで紹介しています。

大量のアルバムは、どうやって選ぶ?

ここが一番時間がかかるところです。1枚ずつじっくり見ていると、アルバム1冊で半日かかってしまうこともあるんですよね。

選ぶ時は、まず「1枚ずつ見る」のをやめて、アルバムごとにざっと眺めることから始めてみてください。同じ場面を何枚も撮っている写真は、いちばんよく写っている1枚だけを残せば十分です。

残す写真を選ぶ時の目安
  • 親や祖父母の顔がよく分かる写真
  • 結婚式・入学式など、家族の節目の写真
  • 実家の家や庭、昔の町並みが写った写真
  • 家族全員がそろっている写真
  • 見て思わず笑顔になる写真

逆に、風景だけの写真や、誰が写っているか分からない写真、ピンぼけの写真は手放す候補にしていいと思います。

時間を区切って進める

写真の整理は、気持ちも疲れる作業です。『今日はこの箱だけ』と時間を区切って進めると、途中で嫌にならずに続けられます。

疲れた時は、無理に決めずに「保留の箱」に入れておきましょう。日を改めて見ると、意外とすんなり決められることもあります。

データで残すなら、自分でやる?頼む?

選んだ写真は、データにしておくと場所を取らずに残せます。家族それぞれのスマートフォンでいつでも見られるのも、うれしいところですよね。

データにする方法は、大きく分けて3つあります。どれが合うかは、写真の量とかけられる時間で考えてみてください。

方法向いている量手間気をつけること
スマートフォンで撮る少ない枚数・すぐに共有したい時少ない光が反射しないよう、窓から離して撮る
家庭用スキャナーで読み込む時間をかけられる・中くらいの量多い1枚ずつ読み込むので、まとまった時間が要る
写真店や専門の業者に頼む大量・自分でやる時間がない少ない預ける前に枚数を数え、返してもらう方法を確かめる

業者に頼む場合は、料金や納期、データの受け取り方を見積もりで確かめておきましょう。アルバムから写真をはがして渡すのか、アルバムごと預けるのかでも扱いが変わります。

古い写真をはがす時は

長年貼ったままの写真は、無理にはがすと破れることがあります。はがれにくい写真は、アルバムのページごと撮影する方法も考えてみてください。

兄弟で写真を分ける時のコツ

実家を片付ける人

兄と妹がいます。写真を誰がどれだけ持っていくかで、気まずくなりそうで心配です。

案内役

写真はデータにすれば、全員が同じ物を持てるんです。現物を分けるのは、それぞれが本当に手元に置きたい数枚だけにすると、揉めにくくなりますよ。

データにした写真は、家族で共有できるフォルダに入れておくと便利です。誰か一人が持つより、全員がいつでも見られるほうが安心ですよね。

現物の写真を分ける時は、例えばこんな声かけをしてみてください。「データは全部共有するから、手元に残したい写真だけ選んでおいて」。選ぶ日を決めて、集まれない兄弟には写真を撮って送ると公平です。

形見としての分け方は、形見分けの進め方で詳しく紹介しています。

手紙・日記・はがきは、どう扱う?

写真と一緒に、親の手紙や日記、年賀状の束が出てくることもあります。『読んでもいいのかな』とためらう方も多いはずです。

結論から言うと、全部を読む必要はありません。ただ、捨てる前に「大事な物が挟まっていないか」だけは確かめておきましょう。

よくある失敗

手紙の束をそのまま捨ててしまうこと。封筒の中に、通帳や契約の書類、保険の証書が入っていることもあります。中身はざっと見てから手放しましょう。

出てきた物扱い方の考え方
親あての手紙封筒の中に書類がないか確かめる。残すなら数通だけ選ぶ
日記読むかどうかは家族で決める。読まずに手放す選び方もある
年賀状・はがき親しい人の連絡先が分かる。必要ならメモしてから手放す
子どものころの作文・通知表本人に渡して、残すかどうかを決めてもらう

年賀状には、親と親しかった人の名前と住所が書いてあります。親が亡くなった後にお知らせを出す時の手がかりにもなるので、すぐに捨てずに一度見ておくと安心です。

手紙や日記を手放す時は、ほかの人の名前や住所が書かれていることにも気を配りたいですね。手放し方は、次の相談のところで紹介します。

写真の手放し方について、よく届く相談

写真の処分は、ネットの相談サイトでも多く見かける悩みです。いくつかを要約して答えますね。

何十年も前の遺影を、どう処分すればいいか分からない

遺影は大きくて、そのままごみに出すのは気が引けますよね。額と写真を分けて、写真はほかの写真と同じように扱う方が多いようです。

気持ちの区切りをつけたい時は、お寺や神社でお焚き上げを受け付けているか問い合わせてみる方法もあります。手放す前に、遺影をスマートフォンで撮って残しておくと安心です。

写真をそのままごみに出すのは、個人情報が気になる

顔や家の様子が写った写真を、そのまま出すのは心配ですよね。手放す時は、写っている人が分からない形にしてから出すと安心です。

写真を手放す時の手順
  1. 手放す写真を、もう一度ざっと見て選び直す
  2. はさみで細かく切るか、シュレッダーにかける
  3. 封筒や紙袋に入れて、中が見えないようにする
  4. 自治体のごみの区分を確かめて出す

それでも気持ちが落ち着かない時は、最後に家族で一枚ずつ「ありがとう」と声をかけてから袋に入れる、という方もいます。決まった作法はないので、自分が納得できる方法で大丈夫です。

母から『あなたの写真、もういらない?』と聞かれた

自分の子どものころの写真が、実家にたくさん残っていることもあります。『全部捨てていいよ』と言いたくなるかもしれません。

ただ、捨てるのはいつでもできますが、捨てた写真は戻りません。迷う時は、まずデータにだけしておいて、現物を手放すのはその後でも遅くないんです。

写真の箱から出てきた物は、捨てる前に確かめる

ついでに見ておきたい物

アルバムや写真の箱の近くには、古いカメラや記念切手、記念硬貨などがしまわれていることがあります。写真と一緒に処分してしまう前に、値段がつくか確かめてみましょう。

おたからやの公式サイトでは、品目に「カメラ」「切手」「硬貨・紙幣(古銭)」が載っています。壊れている物や付属品がない物でも査定するとしています。

『古いし、動かないから』と思っても、そのまま捨ててしまうのはもったいないことも。見つけた時のまま、箱や説明書と一緒にまとめておきましょう。

写真の近くで見つかりやすい物捨てる前にしておくこと
フィルムカメラ・レンズ動かなくてもそのまま。ケースがあれば一緒に
記念切手・シートばらさず、台紙やファイルごと残す
記念硬貨・古いお金磨かずに、出てきた袋やケースのまま

ほかに売れる物の例は実家の片付けで売れるもの一覧で、どこに売るかの違いは実家の品はどこで売る?で確かめられます。

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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる

金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

実家の片付けから家を手放すまでの流れは、実家じまいの進め方で順番に見られます。

写真や手紙を手放す前に残す物を確かめる手順の図解

よくある質問

実家の写真整理は、いつやるのがいいですか?

ほかの部屋の片付けがある程度進んでからがおすすめです。最初に手をつけると思い出に浸って作業が止まりやすいので、まとまった時間を取れる日に向き合いましょう。

写真をデータにした後、現物は捨ててもいいですか?

捨てるかどうかは家族で決めてかまいません。データを家族で共有して、全員が見られる状態にしてから手放すと、あとで困りにくくなります。

写真は何ごみで出せばいいですか?

写真をどの区分で出すかは、市区町村ごとに決まっています。迷ったら実家のある自治体のごみの案内を見てみてください。

遺影はどうやって処分すればいいですか?

額と写真を分けて、写真はほかの写真と同じように手放す方が多いです。気になる場合は、お寺や神社でお焚き上げを受け付けているか問い合わせてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 実家の写真整理は、片付けの最後に「選ぶ・残す・分ける」で進める
  • アルバムは1枚ずつ見ず、ざっと眺めて残す写真を選ぶ
  • データ化は、写真の量と時間に合わせて自分でやるか頼むかを決める
  • 手紙の束は、捨てる前に書類が挟まっていないか確かめる
  • 写真を手放す時は、写っている人が分からない形にして出す

写真の整理は、親の人生をもう一度たどる時間でもあります。急がなくて大丈夫なので、家族で思い出を話しながら進めていきましょう。

実家じまい.jp

実家じまい.jp 編集部

親の家(実家)の片付け・遺品整理・家財の処分と売り方・空き家の売却や解体・相続登記と税金まで、実家じまいの進め方を、公的機関の情報と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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