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久しぶりに実家へ行ったら、庭木が屋根まで届きそうに伸びていた。そんな光景に、思わずため息が出た方もいるのではないでしょうか。
家の中の片付けで手一杯なのに、庭も草だらけです。実家の庭の片付けは、後回しにしても大丈夫でしょうか?
全部を急ぐ必要はありませんが、隣の家や道路にはみ出している枝だけは先に見ておきたいところです。ご近所との関係にも、空き家の管理にも関わってくるからです。
結論から言うと、実家の庭の片付けは「はみ出し、草木、物置、鉢」の順に進めると無理がありません。この記事では、庭木や草の出し方、物置の中身の分け方、空き家になった庭の手入れの続け方が分かります。
実家の庭の片付けは「はみ出し」から始める
最初に見るのは、庭の真ん中ではなく境目です。隣の敷地や道路へ伸びた枝、倒れそうな物がないかを確かめてから、ほかの作業に移りましょう。
国の空き家の管理の指針では、点検する観点の一つに「立木の枝のはみ出し」が挙げられています。そのための手入れとして「定期的に枝の剪定」をすることも書かれています。
『うちの庭だから、少しくらい伸びても』と思いがちですよね。でも、住む人がいない家の庭は、ご近所から見ると気になりやすいものです。
- 家の周りを一周して、隣や道路にはみ出した枝と、倒れそうな物を探す
- はみ出した枝を切る。高い所は無理をせず、頼む先を考える
- 草を刈り、枝や草の出し方を自治体の案内で確かめる
- 物置を開けて、中の物を分ける
- 植木鉢・プランター・庭石・置物の行き先を決める
脚立に乗っての作業や、太い幹を切る作業は、けがにつながりやすいものです。自分でやるのが不安な所は、早めに人に頼む前提で考えておきましょう。

伸びた庭木と刈った草は、どう処分する?
庭の片付けでいちばん量が出るのが、切った枝と刈った草です。袋に詰めてみると、思っていた何倍にもなることがあるんですよね。
出し方は市区町村によって大きく違います。袋の数の上限がある地域や、枝の長さや太さを決めている地域もあるので、実家のある自治体の案内を先に見ておきましょう。
| 庭から出る物 | 出し方を考える時のポイント |
|---|---|
| 細い枝・剪定くず | 決められた長さに切って束ねる。出せる量を自治体に確認 |
| 刈った草・落ち葉 | 乾かしてから袋に入れると軽くなる |
| 太い幹・切り株 | 家庭ごみで出せないことが多い。持ち込みか、頼み先を相談 |
| 大きな庭木そのもの | 伐採から運び出しまで、植木や造園の業者に相談 |
庭で燃やしてよいかどうかも、自治体のルールで決まっています。昔は燃やしていたという家でも、今のルールを確かめてからにしてください。
自治体によっては、処理施設へ自分で持ち込める場合があります。量が多い時は、ごみの出し方とあわせて実家じまいのゴミ出しも参考にしてみてください。
物置の中から出てくる物の分け方
庭の奥の物置は、何年も開けていないことが多い場所です。扉を開けたら、工具や園芸用品、古い家電まで詰まっていた、ということも珍しくありません。
物置の中身は、種類によって行き先がまったく違います。先に種類ごとに分けておくと、出す日の段取りが組みやすくなります。
| 物置の中身 | 行き先の考え方 |
|---|---|
| スコップ・鎌・植木ばさみ | 使う家族がいれば持ち帰る。金属ごみの区分を確認 |
| 残った肥料・薬剤・塗料 | 中身が残った物は、出し方を自治体に問い合わせる |
| 古い扇風機などの家電 | 小型家電の回収があるか、市区町村の案内を確認 |
| 自転車・すのこ・棚 | 大きさによって粗大ごみ。予約が要る地域が多い |
| 木箱・古い道具・掛け軸の箱 | 中を確かめ、価値が分からない物は捨てる前に査定へ |
中身が残った薬剤や塗料は、ほかのごみと混ぜないようにしましょう。容器に書かれた注意書きも、捨てずに一緒に見ておくと安心です。
物置そのものを撤去したい時は、中を空にしてから、解体や撤去を頼める会社に相談する流れになります。片付けを頼む先の選び方は実家の片付け業者の頼み方で紹介しています。
植木鉢・庭石・置物は「持ち帰るか、譲るか」
『母が大事に育てていた鉢植えを、枯らしたくない』と感じる方も多いはずです。その気持ちを大事にしながら、持ち帰れる数を決めておきましょう。
- 持ち帰って育てられる鉢植えは、どれとどれか
- 近所の方や親戚に、もらってもらえる植木はないか
- 空になった鉢やプランターは、素材ごとに分けたか
- 庭石や灯籠など重い物は、家を手放す相手に残してよいか聞いたか
- 物干し台やブロックなど、地面に置いた物も忘れていないか
庭石や灯籠のように重い物は、自分で動かすのが難しいですよね。家を売るなら不動産会社に、解体するなら解体の会社に「そのまま残していいか」を聞いてから決めると、二度手間を防げます。
空き家の実家の庭について、よく届く相談
庭の悩みは、ネットの相談サイトにも多く寄せられています。いくつかを要約して答えますね。
実家まで車で長くかかり、庭木の剪定に通えない
遠くに住んでいると、季節ごとに剪定に通うのはとても大変です。1回で済ませようとせず、通う回数を減らす工夫を考えてみてください。
例えば、伸びやすい木だけを短めに切ってもらう、草は年に数回まとめて刈ってもらう、といった頼み方があります。遠くからの進め方は遠方の実家じまいでも紹介しています。
立派な庭木を、引き取ってもらえる所はある?
長年育てた木を切るのは、気が引けますよね。植木の業者や造園の会社に、移植ができるか相談してみる方法があります。
ただ、大きな木は掘り出しや運び出しに手間がかかるため、引き取りが難しいこともあります。木の種類や大きさを写真に撮って、問い合わせの時に見せるとやりとりが早くなります。
解体の前に、庭の大きな木だけ残すことはできますか?
残せるかどうかは、解体の工事の進め方や、その後の土地の使い方で変わります。解体の会社に見積もりを頼む時に、残したい木を先に伝えておきましょう。
枝を切ったものの、量が多くてゴミの日に出しきれない
一度に大量に出すと、収集で持っていってもらえないことがあります。何回かに分けて出すか、処理施設への持ち込みができるか、自治体に聞いてみてください。
自分で運べない量なら、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可がある業者に頼む方法もあります。許可の有無は、市区町村のホームページや窓口で確かめられます。
空き家の庭を放っておくとどうなる?
しばらくは売る予定もないので、庭はそのままでもいいかなと思っています。何か困ることはありますか?
実は、庭の手入れも空き家の管理の一部なんです。放っておく期間が長くなるほど、ご近所への影響や、税金の面で困ることが出てきます。
空家法では、管理が行き届かず放っておくと特定空家等になるおそれがある家を「管理不全空家等」とし、市町村長が指導や勧告をできるとしています。勧告の中身には「立木竹の伐採」も含まれます。
勧告を受けると、敷地の固定資産税の住宅用地特例が外れると国土交通省は説明しています。特例は、200㎡以下の部分の課税標準を6分の1にする仕組みです。
| 庭の状態 | 起きやすい困りごと |
|---|---|
| 枝が隣や道路にはみ出している | 通行や隣の家の邪魔になり、苦情につながる |
| 草が伸び放題 | 虫が増えたり、ごみを捨てられたりしやすい |
| 物置や塀が傷んでいる | 強風の時に飛んだり倒れたりするおそれ |

庭を含めた空き家の手入れの流れは空き家になった実家の管理に、放置した時のことは空き家の実家を放置するとどうなる?にまとめています。
物置や蔵の古い道具は、捨てる前に見てもらう
物置の奥や納屋からは、古い木箱や道具が出てくることがあります。中に掛け軸や茶道具、昔の食器が入っていた、ということもあるんです。
『汚れているし、ただの古い物だろう』と思っても、価値は見た目だけでは分かりません。ほこりを払う程度にして、箱ごとそのまま残しておきましょう。
庭や物置から見つかって売れることがある物の例は、実家の片付けで売れるもの一覧で確かめられます。
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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる
金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
実家の片付けから家を手放すまでの全体の流れは、実家じまいの進め方で順番に見られます。
よくある質問
実家の庭の片付けは、どの季節にやるのがいいですか?
草木が伸びきる前のほうが、出る量が少なく作業も楽です。ただ、遠くに住んでいる場合は、帰省できる時期に合わせて無理のない計画を立ててみてください。
切った枝は家庭ごみで出せますか?
多くの自治体で出せますが、長さや太さ、一度に出せる量に決まりがあることがあります。実家のある市区町村の案内で確かめてから出しましょう。
空き家の庭の手入れは、どのくらいの頻度ですればいいですか?
決まった回数はありませんが、国の管理の指針では定期的な枝の剪定が挙げられています。大雨や強風のあとは、早めに様子を見ておくと安心です。
物置の中身ごと、撤去を頼むことはできますか?
中身の回収と物置の撤去を両方引き受ける会社もあります。家庭ごみの回収は市区町村の許可か委託が必要なので、見積もりの時に許可の有無も確かめてください。
まとめ
- 実家の庭の片付けは、隣や道路へのはみ出しから始める
- 枝や草の出し方は、長さ・量の決まりを自治体の案内で確かめる
- 物置の中身は種類ごとに分けて、薬剤や塗料はほかと混ぜない
- 空き家の庭を放っておくと、指導や勧告の対象になることがある
- 物置の古い木箱や道具は、捨てる前に見てもらう
庭は、親が手をかけてきた場所でもあります。全部を一度に片付けようとせず、季節ごとに少しずつ進めていきましょう。







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