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週末のたびに実家へ通って、片付けても片付けても終わらない。帰りの電車でぐったりして、次に行くのが憂うつになる。実家の片付けがつらいと感じているのは、あなただけではありません。
親の家の片付けを始めて半年。もう心が折れそうです。こんなにつらいのは、私の段取りが悪いからでしょうか。
段取りのせいではありませんよ。実家の片付けは、物の量に加えて、思い出や家族の事情まで一緒に抱える作業です。大変なのが当たり前なんです。
結論から言うと、実家の片付けのつらさは「1回の作業を短くする」「一人で抱えない」「前向きになれる物から手をつける」の3つで軽くできます。この記事では、つらさの正体と、疲れない進め方を紹介します。
実家の片付けがつらいのは、理由があるから
実家の片付けが大変なのは、量・思い出・家族・距離の4つが重なるからです。どれが自分にいちばん重いかが分かると、手の打ち方が見えてきます。
| つらさの元 | 心と体に起きること | 軽くする工夫 |
|---|---|---|
| 量が多い | 終わりが見えず、やる気が続かない | 部屋ではなく「引き出し1段」で区切る |
| 思い出が詰まっている | 手が止まり、涙が出て進まない | 迷う物は箱に入れて、決めるのを後にする |
| 家族の意見が合わない | 捨てるたびに気をつかい、疲れる | 決める人と、決めることの範囲を先に話す |
| 実家が遠い | 移動だけで体力を使い切る | 帰省1回ごとに目的を一つに絞る |

『みんなやっていることなのに、自分だけうまくできない』と思ってしまうこともありますよね。ただ、つらさの元は人によって違います。比べる必要はないんです。
ブログや体験談を読むと、「思い出の品で手が止まった」「兄弟とぶつかって疲れた」という声がよく見つかります。それだけ、多くの人がつまずく作業だということです。
疲れないコツは、1回の作業を短く区切ること
行けるのが月に1〜2回なので、行った日は朝から晩まで詰め込んでしまいます。
その気持ち、よく分かります。でも、くたくたになるまでやると、次に行くのがつらくなってしまうんです。「ここまでやったら終わり」を、行く前に決めておきましょう。
実家の片付けが大変になるのは、1日でたくさん進めようとするからでもあります。体より先に、気持ちが疲れてしまうんです。
- 行く前に、その日にやる場所を一つだけ決める(例えば台所の吊り戸棚)
- 着いたら、まず窓を開けて休む場所を一つ確保する
- 作業は時間を決めて区切り、途中で休憩を挟む
- 迷った物は「保留」の箱に入れて、その場で決めない
- 終わったら、片付いた場所の写真を撮る
- 予定より早く終わっても、次の場所には手をつけずに帰る
最後の「次に手をつけない」が、意外と大事です。余力を残して帰ると、『次も行けそう』という気持ちが続きます。
片付いた場所の写真は、進んでいる実感をくれます。終わりが見えなくてつらい時ほど、写真を見返してみてください。
思い出の品で手が止まった時
親の手紙や写真、子どもの頃の作品が出てくると、手が止まりますよね。そんな時は、無理に決めなくて大丈夫です。
「思い出の箱」を一つ用意して、そこに入れるだけにしておきましょう。片付けが一通り終わってから、ゆっくり見返す時間をとればいいんです。気持ちの整理については実家じまいが寂しい・つらい時でも紹介しています。
体のつらさも、甘く見ない
長く閉め切っていた家は、ほこりがたまっていることが多いものです。重い物を持ち上げたり、しゃがんだ姿勢が続いたりして、翌日に腰や膝が痛むこともあります。
マスクと軍手、動きやすい服は最低限そろえておきましょう。重い家具や大量の荷物は、無理に一人で運ばず、人の手を借りる前提で考えておくと安心です。
一人で抱えないための頼り方
『自分がやらなきゃ』と思い込んで、一人で抱えていませんか。実家の片付けは、頼れるところに頼っていい作業です。
- 写真を見て、残す物を決める相談
- 費用の分担や、決める期限の話し合い
- 帰省できる日に、運び出しを手伝ってもらう
- 大きな家具や大量の家財の運び出し
- 粗大ごみの搬出や処分
- 値段がつく品物の査定と買取
兄弟がいるなら、作業だけでなく「決めること」も分けると楽になります。一人で全部を決めると、後で「勝手に捨てた」と言われる心配も抱えることになるからです。分担の話し合い方は兄弟での実家じまいで紹介しています。
家族の言葉に疲れてしまった時
『手伝わないのに、口だけは出してくる』。そう感じて、片付けより人間関係のほうがつらくなることもありますよね。
そんな時は、作業の報告を写真で送るだけにしてみてください。「今日は台所の棚を片付けました。残す物はこの箱です」と伝えておけば、相手も状況が分かり、後からの行き違いも減ります。
言い返したくなる気持ちは自然なものです。ただ、ぶつかる前に一度距離を置くほうが、結果的に片付けは進みます。
業者に頼む前に、決めておきたいこと
家財の運び出しや処分を業者に頼むのも、立派な頼り方です。国民生活センターは、遺品整理のサービスを頼む時に、次のようなことをすすめています。
- 複数社から見積もりを取る
- 作業内容と費用を、見積書ではっきりさせてもらう
- 料金やキャンセル料、追加料金の条件を事前に確かめる
- 残しておく物と、処分する物をはっきり分けておく
- 家庭ごみの回収は、市区町村の許可や委託があるか確かめる
地域の業者は、複数社の見積もりで比べるのが基本です。困った時は、消費者ホットライン188に相談できます。
売れる物から始めると、気持ちが前を向く
捨てる作業ばかりだと、親の物を処分しているようで気持ちが沈みます。
それなら「売れる物を探す日」から始めてみてください。捨てるのではなく、次に使ってくれる人に渡すと思えると、少し気持ちが軽くなるんですよ。
実家の片付けで出てきやすいのは、こんな品物です。
- 小物入れにしまわれた金のネックレスや、片方だけのイヤリング
- 電池が切れたままの腕時計、贈り物の箱に入ったままのバッグ
- 衣装ケースの奥で眠っている着物や帯
- お菓子の缶に集められた記念硬貨や切手
古くても、壊れていても、値段がつくことがあります。「これは売れるかもしれない」と探す作業は、宝探しのように前向きに取り組めるはずです。

売れたお金を、片付けの費用や家族で食事をする費用にあてると考えるのも一つです。何が売れるかは実家の片付けで売れるもの一覧で、売り先は実家の品はどこで売る?で紹介しています。
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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる
金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
疲れている時ほど、その場で売るか決めるのは負担ですよね。家に来てもらう買取なら、書面を受け取ってから8日以内はクーリング・オフができるので、一度持ち帰って考えても大丈夫です。
実家の片付けがつらい時に、よくある相談
「もう限界」という声は、本当にたくさん届いています。中でも多い3つの悩みに、ひとつずつ答えますね。
一人っ子で、家じまいを一人で進めていて毎日がつらい
相談できる兄弟がいないと、作業も決めることも全部一人で背負うことになりますよね。毎日向き合っているなら、まずは片付けをしない日をつくってください。
そのうえで、運び出しや処分など、自分でなくてもできる作業は外に頼みましょう。一人で進めるコツは一人っ子の実家じまいでも紹介しています。
実家が物であふれていて、どこから手をつけてもつらい
物が多すぎると、どこを片付けても変わった気がしなくて、つらくなりますよね。そんな時は、玄関から居間までの通り道だけを片付けてみてください。
歩ける場所が広がると、それだけで気持ちが楽になります。家全体ではなく、毎回「床が見える場所を少し広げる」ことを目標にしましょう。
業者に頼んだら、残してほしかった物まで処分されて後悔した
業者に頼む時に起きやすいのが、残す物と処分する物の行き違いです。国民生活センターにも、処分しない予定の遺品が処分されたという相談が寄せられています。
防ぐには、作業の前に残す物を別の部屋にまとめておく、張り紙をする、作業の日に立ち会う、といった方法があります。見積もりの時に「この部屋の物は残します」と伝え、書面にも書いてもらうと安心です。
よくある質問
実家の片付けが大変すぎて、続けられません。休んでもいいですか?
休んで大丈夫です。期限のある手続きを確かめたうえで、片付けそのものは少し間をあけても困ることは多くありません。疲れきる前に休むほうが、結果的に早く進みます。
実家の片付けは、1日にどのくらい進めればいいですか?
決まった量はありません。「引き出し1段」「棚1つ」のように、疲れずに終わる量で区切るのがおすすめです。
親が片付けに乗り気でない時は、どうすればいいですか?
物を捨てたくないのには、理由があることが多いです。まずは親の話を聞き、親が手放してもよいと言った物から始めてみてください。
まとめ
- 実家の片付けがつらいのは、量・思い出・家族・距離の4つが重なるから
- 1回の作業は短く区切り、終わりを先に決めて余力を残して帰る
- 迷う物は保留の箱に入れて、その場で決めない
- 家族にも外にも頼っていい。業者に頼む時は見積もりと残す物の確認を
- 売れる物を探す日から始めると、気持ちが前を向きやすい
片付けの先にある売却や手続きが気になったら、実家じまいの全体像で順番だけ眺めておくと安心できます。今日はここまで、と区切りながら、自分のペースで進めてみてください。







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