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家族だけでは手が回らず、遺品整理を業者に頼もうと考えている。でも、『どこまでやってもらえるの?』『頼んだ後に困ることはない?』と、分からないことばかりですよね。
遺品整理を業者に頼もうと思っています。でも、何をしてくれるのか、どう頼めばいいのかが分からなくて。
初めて頼む時は、誰でも不安になりますよね。頼める作業と依頼の流れを先に知っておくと、見積もりの時に聞くことがはっきりしますよ。
結論から言うと、遺品整理を業者に頼む時は「頼みたい作業を決める」「現地で見積もってもらう」「見積書と契約の中身を確かめる」の3つで、ほとんどの困りごとは防げます。この記事では、業者がしてくれること、依頼の流れ、見積書で見る点が分かります。
遺品整理の業者は、何をしてくれる?
業者によって、仕分けから運び出し、処分、掃除まで頼める範囲が違います。「全部お任せ」より、どの作業を頼むかを決めてから相談すると、見積もりの中身が比べやすくなります。
遺品整理の業者がしてくれる主な作業は、次のとおりです。全部を頼む必要はなく、家族で済ませた部分を除いて頼むこともできます。
| 頼める作業 | 中身 | 頼む前に決めておくこと |
|---|---|---|
| 仕分け | 残す物と処分する物を分ける | 残す物の目印と、迷う物の扱い |
| 貴重品の捜索 | 書類や現金などを探して取り分ける | 見つかった時の連絡方法 |
| 運び出し・処分 | 家具や家電、ごみを運び出す | 運ぶ物の範囲と、処分の方法 |
| 買取 | 値段がつく物を引き取る | 買取に出すか、別の店で査定するか |
| 掃除 | 物を出した後の簡単な清掃 | どこまできれいにするか |

遺品整理業そのものを直接決めている法律は無いと、遺品整理士認定協会は説明しています。だからこそ、頼む作業の中身を自分たちで確かめておくことが大切なんです。
業者に頼む時の流れは5つの段階
『問い合わせたら、すぐ作業に来るの?』と思う方もいるかもしれません。実際には、見積もりや契約を経てから作業日が決まります。
- 相談:電話やメールで、家の広さや物の量、希望の時期を伝える
- 現地見積もり:実際に家を見てもらい、作業の範囲と金額を出してもらう
- 契約:見積書と契約書の中身を確かめてから申し込む
- 作業:当日はできるだけ立ち会い、迷う物はその場で判断する
- 確認:作業が終わったら、家の中を一緒に見て回る
見積もりは、写真や電話だけで済ませず、現地で見てもらうのがおすすめです。家の中を見てもらうほうが、当日に「思ったより物が多い」と追加料金が出るのを防ぎやすくなります。
立ち会いの日にやること
当日は、残す物を別の部屋にまとめ、作業する人に目で見て分かるようにしておきましょう。貴重品や書類は、作業の前に家族で取り分けておくと安心です。
仕事があって、作業の日に立ち会えそうにありません。
その場合は、残す物に印をつけて写真で一覧にし、業者と共有しておきましょう。終わった後に、部屋ごとの写真を送ってもらうよう頼んでおくと安心ですよ。
見積書で見ておきたいこと
国民生活センターには、遺品整理サービスについて「高額な追加料金が発生した」「処分しない予定の遺品が処分された」といった相談が寄せられています。見積書をよく読むことが、いちばんの予防策なんです。
- 作業の内容と範囲が、具体的に書かれているか
- 追加料金がかかるのは、どんな場合か
- キャンセルした時の料金と、いつまでなら無料か
- 処分する物と残す物の区別が書かれているか
- 買取がある場合、買取の金額が分けて書かれているか
金額だけを見るのではなく、何にいくらかかるのかを確かめてみてください。分からない項目は、契約の前に聞いて大丈夫です。
地域の業者は、2社以上に現地を見てもらい、見積書を並べて比べるのが確かです。作業の範囲をそろえて頼むと、違いが分かりやすくなります。
遺品整理士は民間資格。回収の許可は別に確かめる
『遺品整理士の資格がある業者なら安心?』と考えますよね。遺品整理士は、一般財団法人遺品整理士認定協会が認定する民間の資格です。
資格は、遺品の扱いや関係する法律を学んだことを示すものです。ただ、家庭の物を回収して処分できるかどうかは、別の許可で決まります。
| 資格・許可 | 何を示すか | 家庭のごみを回収できるか |
|---|---|---|
| 遺品整理士 | 協会が認定する民間資格 | 資格だけでは回収できない |
| 一般廃棄物収集運搬業の許可(市区町村) | 家庭のごみを集めて運ぶ許可 | できる |
| 市区町村の委託 | 市区町村から収集を任されている | できる |
| 産業廃棄物処理業の許可 | 工場や会社のごみを扱う許可 | 家庭のごみはできない |
| 古物商の許可 | 中古品を売り買いする許可 | 家庭のごみはできない |
環境省は、家庭のごみの回収には一般廃棄物の許可か市区町村の委託が必要で、産業廃棄物や古物商の許可では回収できないとしています。業者がこうした許可を持っているか、自分で回収するのか許可業者に頼むのかを、見積もりの時に聞いてみてください。
資格の詳しい中身は、遺品整理士認定協会の公式サイトで確かめられます。

業者に頼む前の不安、相談の多い3つ
業者に頼む前の不安は、ネットの相談サイトにも多く寄せられています。いくつかを要約して、お答えしますね。
安心して頼める業者は、どう見分ける?
遺品整理や不用品の買取を頼みたいけれど、信頼できる業者の見分け方を知りたい、という相談です。
見分ける手がかりは、現地を見て見積もってくれるか、見積書と契約内容を書面でくれるか、家庭のごみを扱う許可や委託があるか、の3つです。その場で契約を急がせる時は、いったん持ち帰って家族と相談しましょう。
遺品整理士・産廃・古物商の許可がある業者なら問題ない?
実家じまいで頼もうとしている業者が、遺品整理士と産業廃棄物、古物商の許可を持っているけれど違法にならないか、という相談です。
家庭から出たごみを回収するには、市区町村の一般廃棄物の許可か委託が必要です。どの許可で回収するのかを業者に確かめ、分からなければ市区町村の窓口で聞いてみてください。
作業中にタンス預金が見つかったら、どうなる?
現金や貴重品が紛れていたら心配、という声です。こうした心配を減らすには、業者が入る前に家族で貴重品を探しておくのがいちばんです。
見積もりの時に「現金や書類が見つかったら、作業を止めて連絡してほしい」と伝え、立ち会える日に作業を入れてもらいましょう。
買取は、片付けの依頼と分けて確かめる
業者によっては、片付けと一緒に買取をしてくれるところもあります。ただ、片付けの費用と買取の金額が相殺されて、何にいくらついたのか分かりにくくなることもあるんです。
貴金属や腕時計、ブランド品、着物、骨董品などは、業者が入る前に取り分けておきましょう。それぞれを扱う買取店で査定を受けると、値段がはっきりします。
業者の買取とは別に自分で査定先を選ぶなら、実家の品はどこで売る?を先に読んでおくと迷いません。値段がつきやすい品物は実家の片付けで売れるもの一覧で確かめられます。
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捨てる前に、実家の品の査定額を確かめる
金・貴金属やアクセサリー、ブランド品、時計、骨董品、古いお金なども、まとめて査定してもらえます。運び出しが大変な時は出張査定、まずは写真で聞きたい時はLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取の対象や条件は品物によって変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
売れる物を先に抜いておくと、業者に運び出してもらう量も減ります。契約の前に知っておきたいトラブルの型は遺品整理・不用品回収のトラブル事例と防ぎ方に、遺品整理をどの順番で進めるかは実家の遺品整理の進め方に書いています。片付けから家の売却までの大きな流れは、実家じまいとは?やることの順番で見渡せます。
よくある質問
遺品整理を業者に頼むと、どこまでやってもらえますか?
仕分け、貴重品の捜索、運び出しと処分、簡単な掃除などを頼めることが多いです。業者によって範囲が違うので、見積もりの時に確かめてください。
見積もりは何社から取ればいいですか?
国民生活センターは、複数社から見積もりを取るよう呼びかけています。作業の範囲をそろえて頼むと、比べやすくなります。
遺品整理士は国家資格ですか?
いいえ、一般財団法人遺品整理士認定協会が認定する民間資格です。家庭のごみを回収できるかは、市区町村の許可や委託で決まります。
相続放棄を考えていても、業者に頼んでいいですか?
遺品を処分すると、相続を認めたとみなされるおそれがあります。頼む前に、家庭裁判所や弁護士に相談してください。詳しくは相続放棄するなら実家の片付けはどうする?で紹介しています。
まとめ
- 業者によって頼める作業が違うので、頼む作業を決めてから相談する
- 流れは「相談・現地見積もり・契約・作業・確認」の5段階
- 見積書では、作業の範囲、追加料金、キャンセル料、残す物を確かめる
- 遺品整理士は民間資格。家庭のごみの回収は市区町村の許可か委託が必要
- 値段がつきそうな物は、業者が入る前に取り分けて査定する
業者に頼むのは、手を抜くことではありません。家族の負担を減らし、気持ちの余裕をつくるための選択です。納得できる形で、遺品整理を進めていきましょう。







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